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終幕

 僕は新しい短編を書き下ろした。十年ぶりの続編。

 公開と同時にネットは大騒ぎになり、ゆっくり解説動画はミリオン再生を突破した。


 かつての小説は、完全に「再ブーム」となったのだ。

 僕はただのアニメファンから、文化をつなぐ橋渡し役になっていた。


 その熱はついに、原作アニメの制作会社を動かした。


 十数年ぶりに「リメイクアニメ」が発表される。最新の作画技術、豪華なスタッフ。テレビで新しいオープニングが流れた瞬間、僕の目には涙が浮かんだ。


 十年前、眠い目をこすりながらリロードした夜を思い出す。

 物語は終わらない。誰かが読み続け、語り継ぐ限り。


 ――僕らがあの夜に燃やした薫風は、今も生きている。


 物語は、リロードされ続けるのだ。

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