社内で『氷の女王』と呼ばれている無口な美人上司が俺の推しの癒し系VTuberだった件。
社内で“氷の女王”と恐れられる美人上司・氷川さん。
無口、無表情、無愛想。声を聞けたらラッキー、視線が合えば奇跡。
そんな彼女と、業務以外で話したことなんて一度もなかった。
でも俺は彼女の声だけは、忘れられなかった。
俺が毎晩癒されてる、VTuber『姫乃ラピス』の声に、あまりにも似ていたから。
そして訪れた会社の飲み会。
珍しく氷川さんが参加し、珍しくお酒を飲んで、珍しく酔ってほんのり顔を赤らめて――席の端でぽつりと、あの何よりも聞き慣れた声でこう呟いた。
「今日も一日、おつラピでした……」
……それ、姫乃ラピスの、配信締めの決めゼリフじゃん。
無口、無表情、無愛想。声を聞けたらラッキー、視線が合えば奇跡。
そんな彼女と、業務以外で話したことなんて一度もなかった。
でも俺は彼女の声だけは、忘れられなかった。
俺が毎晩癒されてる、VTuber『姫乃ラピス』の声に、あまりにも似ていたから。
そして訪れた会社の飲み会。
珍しく氷川さんが参加し、珍しくお酒を飲んで、珍しく酔ってほんのり顔を赤らめて――席の端でぽつりと、あの何よりも聞き慣れた声でこう呟いた。
「今日も一日、おつラピでした……」
……それ、姫乃ラピスの、配信締めの決めゼリフじゃん。
第1話 姫野ラピスというVTuber
2025/07/06 15:20
第2話 美人上司が推しのセリフを呟いた
2025/07/06 17:22
(改)
第3話 氷の女王の裏表
2025/07/07 12:20