装備、アイテムコレクターを目指したら、異世界で神と呼ばれる人物になりました【短編Version1】
『神様』といえば、○○教とかの宗教で信仰の対象になる最高神、唯一絶対の神とか、
あるいは、日本古来の八百万の神などを連想するところだが、最近は、ある特定の分野において、その道を極めたような人物、その世界で凄い活躍をしているような人物などを、『神様』と呼ぶようになっている。
音楽や、芸術でその道を極めた人たちもいるが、俺は、装備とアイテムのコレクターとして、名を馳せたいと思った。
装備、アイテムコレクター
成金風魔
カジノで稼ぎまくるうちに、使い切れないくらいの金が貯まり、手当たり次第に装備やアイテムを買い漁り、自らのコレクションルームまで、大金をかけて建ててしまった。
コレクションルームには、今までに集めたコレクションの数々が、所狭しと並べられていた。その数、200点を越える。
成金風魔のコレクションの、ごく一部を紹介する。
魔法の杖
魔道士の杖 いかづちの杖 魔封じの杖
天魔の杖 マグマの杖 氷魔の杖
そして、杖系で最強と言われているのが、
ゼウスの杖だ。
このゼウスの杖は、選ばれた者にしか使用できない。俺が使用できないのが、この杖が正真正銘の本物のゼウスの杖であるということを示している、と、成金風魔は言う。
他にもいろんなコレクションがあるが、今回のところはこれまでだという。
また次の機会に、と言いながら、コレクションルームの扉を閉じる。
本当は、自分だけで眺めて楽しみたいんだ。