転生
ゆっくりと、目を覚ます。
なんということでしょう!目の前には赤髪で黄色い目の美女が!!しかもπがすごい!!!
(......いやなんで?)
当然の疑問である。
「、:@¥・@:/.¥」
美女が俺の方を見て声を出す。
少し疲れているようだが、なんだか嬉しそうだ。
てか、何語だよ..それ。
隣には、美女よりも少し暗い赤髪で青色の目のイケメンがいた。顔はまさに爽やかイケメンって感じだが、筋肉が大変ゴリラである。
このイケメンも嬉しそうだな...
「./,:@\?><`_」 「、。:¥・@¥¥_・」
美女とイケメンが話しているが、やはり何を言っているのかわからない。
それにさっきから体が変だ。
何というか、自分が自分でないような感じがする。
というか、俺さっきまで外歩いてたよな?
なんで室内に...?
この2人は誰なんだ?
見たところ少しボロい、木造の家のようだ。
「、。:¥@・」
イケメンが、俺の方へ手を伸ばす。
なんとそのイケメン(ゴリラ)は90キロを越える俺を軽々と持ち上げ、美女の近くへと寄った。
いくら筋肉があるとはいえ、そんなに
簡単に持ち上げられるなんて。
俺はびっくりしてつい、手を前に出してイケメンの服に掴まろうとする。
(...え?)
俺の視界に入ったのは、見慣れているゴツゴツして、毛深くてきたない手ではなく、小さくて、まるで赤ん坊のような手。
...自分の....手?
「あーぁ〜ぅー」
つい、声を出した。
「ゃあ〜ぁー」
...声は出せるのだが、喋ることができない。
(...............)
状況から察するに、これは...
異世界転生ってやつ...なの...か?
いやまて、そもそも俺は死んだのか?
てか、ほんとに転生なのか?
もしこの世界に、魔法のようなものがあるなら、転移の可能性もある...のか?
そういえば、外歩いてる時、ピカッと光ったような..光らなかったような...
もしかすると雷か?
それ以降の記憶がないってことは雷で死んだのか?俺。
......まぁ、とにかく
来ちゃった、異世界♡