5 疑問のある法律-税制
疑問に思う法律として最初に思い浮かぶのは税制だろう。
税が重くなることはあっても軽くなることはあまりないように思う。
有名なコピペがある。
働いたら罰金→所得税
買ったら罰金→消費税
持ったら罰金→固定資産税
乗ったら罰金→自動車税
飲んだら罰金→酒税
吸ったら罰金→たばこ税
継いだら罰金→相続税
貰ったら罰金→贈与税
生きてるだけで罰金→住民税
働いたら罰金というものは売ったら罰金とも言える。
労働力や商品を売ったら所得税を取られるということである。
ただ、この所得税というものはしょうがない。
国というものを運営するためには必要なものだろう。
国が商売をして儲かっていれば税なんていらないのでは?
ということを考えたことがある。
しかし結局のところ国の運営という商売をしてその料金を税という形で受け取っていると言える状態なので考えることがナンセンスであることに気づいた。
売ったら罰金、買っても罰金なら当然消費は落ち込むだろう。
そこに誰も突っ込まない。
資本主義というものがある。我が国も一応そうである。
一般的には頑張ったら頑張っただけお金持ちになれるという認識がある。
これは社会主義に対して言われる表現であり正しくはない。
社会主義は職業に関わらず誰もが平等にお金を持つというものである。
つまり全ての人は国が雇った労働者という認識になる。
大本の意味では資本を個人が持つか国が持つかという違いであり、資本主義による貧富の差をなくすために考え出されたのが社会主義である。
社会主義は能力に関わらないため、資本主義は能力主義という認識もあるかもしれない。
しかし、これも認識が間違っている。
資本主義は能力がなくとも資本を持つものが有利な主義だからである。
もちろん能力があり資本を持つものが最も強いことには変わりはない。
一日ヘトヘトになるまで働いている者よりも、会社などの資(財や金)を生み出す本を持つ、つまり資本を持つものがお金持ちになる。
もちろんその会社には一日ヘトヘトになるまで働いている者が何人もいる。
それらの人々も含めて資産であり、それを所有している人が有利なのが資本主義である。
また、相続税や贈与税があるが、抜け道はありそうだ。
コンサルなんて言う相談を受けるだけでお金を受け取るような商売もある。
渡したい相手がコンサル会社を作り、そこに何かしらを相談し料金を支払う。
もちろんそのコンサル会社は所得税を払うことになるので、その税率を下げるために別のコンサル会社を作り同じことを繰り返す。
もちろん、これは例としての話で、実際はもっと効率の良い方法が編み出されていることだろう。
会社を作ることが簡単になったのはこういうことをしやすくするためだったのではないかと疑いたくなるほどだ。「会社を作りやすくします」というのは耳障りとしてはとても良い。
いろいろと税制の難しいところはあるが、
少なくとも消費税はなくすべきである。
消費活動から税を取ると消費活動が抑制されて経済活動が停滞するのは明白である。
資本主義というならば個人や会社が持つ資本(資産・資財)に対して税をかけるべきだと思う。
どれだけの資本を持っているかで割合を決め税額を決める。
そうすれば低所得者の税負担も軽くなるだろう。
生きてるだけで罰金→住民税という理不尽を感じさせる税制もなくすことが出来るかもしれない。
だが、やはり資本(資産・資財)の算出がネックだろう。
資産や資材はあるが所得が無いという場合もある。
所得の金を資産や資材に変えてしまえばそういうことも起こりうる。
現状はそうすることで所得がなければ税率が下がる。
この方法なら、減価償却の問題はあるが、所得を資産や資材に変えても税率は下がらない。
実行するには資産や資材の算出方法を見つける必要がありそうだがどこかにこう言ったことを提唱している偉い人が書いた書籍はないものか。あれば読んでいたいものだ。
もちろん試算をしてこれまでの税制がベストという可能性もある。
しかし、現状ではそれがベストであるという国民理解は得られていないように思う。
国債発行という手段があるのなら増税などせずに国債で賄ってもらう方が随分助かる。
可能性という話ではあるが、2022年の時点で国債残高は1000兆円をこえている。さらに毎年、累増している。返す当てや計画はあるのか。まあ、無いから累増しているのだろう。
だったら、今からさらに1000兆円を発行して返済できるシステムや計画を構築しろと思う。
少なくとも現在の税制は多くの国民を苦しめているという認識だ。
現状では消費税の撤廃と低所得者への税率引き下げや免除を検討するのが現実的かもしれない。
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