第4話 戦闘
町の衛兵達が追いかけてくる
「恐らくテレパシーで町中の衛兵に声をかけたのね」
衛兵たちをナサリーは銃で次々と倒していく。
「もうすぐ外よ!」
ナサリーが叫ぶが、
ヘンデルが全力で間合いを詰めてきたので俺は全力で逃げたが標的はナサリーだった。ナサリーは剣撃をかわし銃弾を打ち込むが剣で防がれる。そして……
「っ!弾が……!」
ここで弾が無くなった。ナサリーは銃をしまい剣にすかさず持ちかえる。剣同士の戦いがはじまった。激しい金属がぶつかり合う音が鳴る。ナサリーは恐ろしい剣のスピードでヘンデルを追い詰める。そのとき、
「ナサリー後ろ!」
後ろからもう一体の分身が現れる。その攻撃をなんとかかわしもう一度体勢を整える。そこから形勢逆転し、ナサリーが防戦一方となる。
「町を壊したくないけど仕方ない!」
ナサリーはそういうと息を吐いた。それと同時にすさまじい爆音が響くとナサリーの前方は瓦礫だらけとなり分身も瓦礫の中で横たわっていた。
「き、貴様息を加速させて暴風を起こしたのか!?」
「そうだよ。さぁ降参するか死ぬか選んで」
ナサリーが構えて言う。あの暴風は凄まじい。ヘンデルにこれを防ぐ術はあるのだろうか。
「確かにその能力は素晴らしいが俺には通じないぞ?」
「ほざけっ!」
ナサリーが暴風を起こすが、
「!?」
いとも簡単に打ち消されてしまった。
「俺は元々風属性だぞ?さぁ本気といこうか」
するとヘンデルは突風を撃ち出してきた。
ナサリーはそれをかわすがかわしたところにもう一撃がきて吹き飛ばされ、壁に打ちつけられてしまった。