第1話 転生
……何処だここ?。
俺はトラックにひかれた。
はずだったのだが……いつの間にかどこかも分からない神殿のようなところに迷いこんでいる。
「嘘だろ……?」
状況から考えるにどうやら転生してしまったようだ……。
幸いなことに近くに魔物などの危険は迫っていなさそうだ。
いやそもそも魔物なんているのか?。
考えたところでわからないし確かめるしかない。
いやよく考えたらここ天国じゃないか?死んだ後に行くところと
言えば天国だし……。
いや……なんかステータスみたいなの視界の右上に視線送ると出てきたな。転生で間違いはなさそうだ。
ステータスを見るが高いか低いか分からない。分かるのは水属性ということと不死身というパッシブスキルがあることだけだ。
「不死身ってめっちゃ強そうだな」
内容の確認が出来ないのは残念だか仕方ない。このスキルの確認方法の聞き込みを人に会えたらしなければならない。
神殿を出ると辺り一面に木が生い茂っていた。
ウサギのような生物や鳥たちもいて、とてもゆったりとした時間が流れていた。あてはないがとりあえず森をぬけよう。
なんとかして森を出ると町が見えてきた。
町に近づくと貴族のような格好をした男が出迎えてくれた
「ようこそ、我が町デーテルへ。私は町長の息子ヘンデルです。貴方は特別な力を持たれたお方なのです。さぁ私の家へ案内します。着いてきてください」
特別な力というのは不死身とやらのことか。それを教えてくれるのはありがたい。ついていってみよう。でもこの男を信用していいかは分からないから慎重にいこう。
しかしこのヘンデルからは同じ異世界人のような雰囲気がする。もしかしたら同じ境遇で助けてくれるのかもしれない。