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もしかして、俺って絶対絶命?

主人公「実は異世界転移ってやつに巻き込まれたみたいで、前の世界からこの世界に飛ばされたみたいなんです。」


 っと言ってみたけどこんな非科学的な話信じてもらえるのか?..




しかし彼女の反応は意外なものだった。


女の人「へぇー、面白いこと言うねー君ー♪そのイセカイテンセイ?ってのはよくわからないけど、楽しそうな展開ってのはわかるよー♪私の名前はメルって言うんだー、よろしくー♪」


確認のため彼女の方を見てみると意外にもニコニコしていて、疑っている感じはしなかった。こんな意味もわからない話も親身になって聞いてくれている。そのあとも異世界転生についてや色々なことを話した




主人公「こんな信憑性のない話を信じてくれて嬉しいよ。


俺の名前は.....あれ?」




そこで僕は異変に気がついた。自分の名前が思い出せないのだ。


メル「どうかした?顔色悪いけどお腹でも痛いの?」




主人公「自分の名前が分からない.....」




メル「え...?それは不思議だね、子供でも自分の名前くらい分かるのに...」




主人公「その例えだと俺が子供以下みたいな感じに聞こえて傷つくから止めてほしいな」




メル「あー、ゴメンゴメン... でもおかしいよね?」




それは自分でも分かる。18年生きてきてさすがに自分の名前を忘れるはずがない。ただ自分の名前を思いだそうとすると頭のなかにモヤがかかったみたいに思い出せなかった。


主人公「ごめん、やっぱり自分の名前を思い出せないんだ。」




メル「自分の持ち物でなにか名前が分かるものを持ってたりしないの?」っと言われ、自分の持ち物を確認した。




財布、スマホ、ペンケース、そして板チョコがあった。


メル「その板みたいなの何?」




主人公「あーこれは、チョコって言って甘いお菓子として俺のもといた世界で人気なスイーツだよ」




メル「ふーん、チョコね、そういえばそんな名前の食べ物があるって聞いたことあるね」




主人公(ってことはこの世界にも前の世界と同じようなものがある可能性が出てきたな)




っと考えつつ財布を開けた。この中に自分の名前を確認できるものがあると考えたからだ。しかしポン○カードやTSU○YAの会員カードなど自分の名前が書いてあるところをみると名前の欄だけ黒い線が引かれてあって分からなくなっている。


これらの情報から考えられることはこの世界に俺を送ったやつがなにかしらの目的で名前を隠蔽したがってるって考えられるな。


まあ、名前がなくてもそこまで困ることはないだろう。ただ、呼び名がないと相手に不便だし、怪しまれる可能性もあるな。


主人公「俺の名前は主人公っていうだ。よろしく」




メル「変わった名前だね、シュジンコウかー」




決して考えるのがめんどくさかった、思い付かなかったなんてそんな考えではない...たぶん


メル「シュジンコウって名前いうのめんどくさいからもじって(シュン)ってよんでもいいかな?」




シュン「あー好きに呼んでくれていいよ」


正直、主人公は少し気恥ずかしかったから助かった。




メル「自己紹介がお互いに終わったところでシュンはこれからどうするの?」


シュン「...え?どうするって?」


メル「だってシュンってイセカイテンセイしたばかりなんでしょ?それって違う世界からこの世界にきたってことだよね?それだったら、住む家もないでしょ?お金はある?」


シュン「...えーと、ここのお金の通貨は?」


メル「えーと、一般的には(レル)かなーほかにもいくつかあるけど」


シュン「円ってお金の通貨って知ってる?」


メル「わたしが知る限りではないかなー」




シュン「あ...もしかして俺ってまじでピンチなかんじかな?.....」


異世界ってこんなに前途多難なもんだったっけ?

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