もう少し話すことあると思うけど、腰痛のことしか話していない
飲み会の帰りに電話して。
陽介「やあ」
修三「おお、何やってるんだい」
「寝てるよ。今日は腰が痛くてね」
「え、そんな激しいプレイやっちゃったの?」
「カスが、昨日ジョギングやった後からなんか痛いんだよ」
「ジョギングで傷めることなんてあるの?」
「あるんじゃないの」
「温泉とかマッサージでも行ってみたら?」
「良いねえ」
「あとは整体とかね。そういやあこの前俺も行ってきたよ。俺は肩こりとか背中のこりを治してもらってる。そうだよ、その店には腰が痛いって人が来ていたなあ」
「そこって、どんな感じなの?」
「えーとね。確か、『バキッ!ボキッ!っうぐおおああああああああ!(けたたましく緊迫した調子で)』」
「ぷっ!あっはっはっはっはっはっはっは!」
「だっはっはっはっはっは!」
「ほーんと君、適当なことばっか言うなあ」
「はっはっはマジだって!うっひょーろろろ♪」
「あっはっはっはっはっは、このカス野郎が!」
「ふっふっ、まあ、確かにちょっと言い過ぎたかもね。わかった、もう少し正確に思い出すから」
「どうせ嘘だろうけど、どんなの?」
「今度は嘘じゃないって。多分正確だから、ちゃんと聞いてよ。『(最初はセクシーに)ああん、ううん、あ、ぐりぐり、あああん、ぱきっ、ポキン、っごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!(けたたましく緊迫した調子で)』あっはっはっはっはっはっは!」
「だっはっはっはっはっはっは!最初悶えてるだけじゃないか!ほとんど変わらんよ!」
「違うって。あっはっはっはっは!まあ、普通の整体は体のねじれや関節の強張りを直してくれると思うよ。行ってみたら?」
「そうだな、まあ明日行ってみるよ。カスが。酔ってるみたいだな、さっさと帰れよ」
「そういやあ、もう風呂入った?」
「これから風呂溜めるところだよ」
「はっは、俺が電話するといつも『これから』だな。本当に入ってる?」
「ちゃんと入ってるよ」
「でもまあ今日は寒いからなあ。無理はしない方が良いんじゃないの?こんな寒い日に入らなくても、ねえ?」
「ねえ、じゃねえよ、カスが」
「へくしょん」