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Ep2.表があるならば裏もある

こんにちは、あおいです。


物事にはよく裏があるといいますが、私たちが見ているのは相手からすれば裏かもしれないですよね。

(本編にはあまり関係ありません)

機械の無機質な音だけが響く。

見覚えのない天井と、寝心地の悪いベッドを視覚と触覚で感じる。


そんな感覚が、全てが私の夢の中の出来事であった可能性も、ただの空想であった可能性も否定してくる。


ここがどこなのか、母はどうなったのか、知りたいことは山ほどある。

それらを知るためにも、いったん身体を起こさなければ。


「………いッ!」


身体を起こそうとした瞬間、全身に激痛が走る。

何が起きたかも分からず、再びベッドに倒れた私は、自分の身体に異変が起きていることに気付く。


両腕は赤黒く変色しており、皮膚は爛れていて、関節は動かすことができない。

顔は見ることが出来ないが、恐らくこの腕と同じような状況なのだろう。


シーツが肌に触れるたびに激痛が走り、声にならない声が口から漏れ出す。

ようやく痛みに少し慣れて、心が落ち着いてくると、どこかから声がしていることに気付く。


<この…が…こえる?>

<聞こえ…なら返……をして>


かすかに聞こえる声によく耳を澄ませる。


<この声…聞こえ…?>

<聞こえる…ら返事…して>


「あなたは誰?どこにいるの?」


<ボクはニーヴァ。ずっとキミのそばにいるよ>

<見えないなら、そうだなぁ…。一回目を閉じて、気持ちを落ち着けてから目を開いてみて?>


声の主、ニーヴァの言葉の通りに目を閉じて心を落ち着ける。

そして再び目を開くと、私の視線の先に浮いている灰色の猫がいた。


「あなたが、ニーヴァ…?」


「その様子だとボクのことが見えるようになったみたいだね。

 よかったよ。キミには話さないといけないことが沢山あるのに、中々気付いてもらえなかったんだから」


ニーヴァは私に気付いてもらえたのが嬉しいのか、クルクルと回りながら私に語りかけてくる。


「色々と話したいことはあるけど、まずはキミが一番気になっているだろうことを教えるね。

 キミのお母さんはちゃんと無事だよ。今は別の場所でちゃんと治療を受けてるから安心してね」


お母さんが、無事…?治療を受けてる…?

その言葉を聞いただけで、私の心にのしかかっていた何かが消えたのを感じた。


「けどね、この話には続きがあるんだ」


「続き…?お母さんは無事なんじゃないの?」


ニーヴァの言葉に私は疑問を呈する。


「ううん。キミのお母さんは間違いなく無事だよ。

 ただね、キミの家に火が付いてキミ達をこんな目に合わせたのは何かの偶然じゃないんだ」


「キミ達を()()()()()がいるんだよ」

多忙を極めた結果、中々更新できなかったあおいです。

思っていたよりも沢山の方に閲覧してもらえててモチベが上がってます。

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