証拠目録
【鉈】
ジトーク子爵殺害に使用された山刀状の刃物。
被告人ノット・ギルティが薪割りに使用していたもの。
事件後に現場近くの古井戸で発見された。
薪小屋近くに放置してあったので調達は容易。
【エプロン】
ジトーク侯爵殺害時に犯人が着用していたと思われるエプロン。
被告人ノット・ギルティが着用していたメイド用のエプロンドレスの一部。
表面に被害者の血液、裏面に犯人のものと思われる血液が付着。
裏面の血痕の位置から見て、被告人より長身の男性が身に付けていたと思われる。
乳製品保管庫近くに干してあったので調達は容易。
【ガラス片】
事件現場である乳製品保管庫に落ちていた緑色のガラス片。多くは犯人に回収されていたが、遺体の下などに回収漏れがあり、遺体を傷つけていた。
血痕検出用の鑑定魔法に反応する酵素液で書き入れられた管理番号から、錬金薬【マイコニドガス】を封入していたものと判明する。
【シャツ】
被害者が身に付けていたシャツ。【ガラス片】による微細な穿孔と血痕が残っていた。
【パラライズ・マイコニド】
事件現場の乳製品保管庫に発生していた麻痺の胞子を出すキノコ。
帝都近辺には通常発生しない。
【マイコニドガス】
【パラライズ・マイコニド】の胞子を保存用のガスと一緒に瓶に封入した錬金薬。
封蝋が取れると保存用ガスが抜けて急速に劣化、効力を失う。
投げつけたり罠に組み込んだりして使用し、吸入した生物を麻痺状態に陥れる。
錬金術ギルド『知を愛でる者』が軍や警察、暴言者ギルドなどに提供していた。
使用期限は1年程度だが、最長で3年程度の効果を見込める。
【バターランプ】
被告人ノット・ギルティが製作したバターを燃料とした蝋燭型のランプ。
年始の飾り付け用だが使われず乳製品保管庫に放置される。
【盗賊の死体】
マーダラー執事が冒険者ギルド『魂の彩り』に依頼して討伐させた盗賊の死体。
ジトーク子爵邸のワインセラーに安置。
見せしめとして公開する予定だったが、ジトーク子爵の死によって中止、
共同墓地に埋葬される。
【ヒトキリ事件の捜査資料】
20年前に出没した殺人鬼ヒトキリが引き起こした連続殺人事件とヒトキリの正体とされる刑事キセラレータ・ヌレギーヌに関する捜査資料。
【ホテルコーキュー館の予約客リスト】
事件当日の予約客リスト。マーダラー執事が貴族向けの部屋をリザーブしていた。




