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何もしたくない日

作者: 緋沙子

学校の宿題で随筆を書くことになりました。

改善点ご指摘いただけたら嬉しいです。


宿題も、見たいドラマも、読みたい本もあるのに、面倒だと思ってしまう。


見たいし読みたいはずなのにいざやってみると時間は奪われたようになくなり、振り返ってみるとすべてが暇つぶしだったかのように思えてくる。


そんな日が一か月に一回のペースでやってくる。


そんな日がやってくるたびに私は趣味探しの旅をする。



毎日が同じことの繰り返し。


数学が英語に、日本史が世界史になったところで大した差はない。


暇な時間があっても、何かしたいという意識が出てくることはなかった。いつもと同じ思考をなぞるようにぼーっとして時間が過ぎる。


その間に日付が変わっていたとしてもなんの違和感も抱かなかっただろう。


なんかしたいなぁと思いながらそれをやらない理由を探していた。


毎日が忙しかった頃、楽しかったことも日常のループの中に入ってしまっていて、何をしても楽しめず自分の新しい楽しみを探していたのだ。


楽しい時間はすぐに過ぎる。代わりに退屈な時間は売りたくなるほどに過ぎない。しかしそれらの時間を思い出した時、違いは出る。



中学校の文集は楽しかった学年の行事の話題ばかりで受験の学年に近づくにつれて文章の量は少なくなっていた。


自分の過ごしてきた時間は同じでも自分がどう感じていたかによって、心の中の時間が大きく異なる。


私の心の中には朝起きて夜寝た記憶しか残らない短い日もある。反対に人から言われた些細で何でもない日常の会話ばかり残った長い日もある。



何もしたくない日というのはある意味何かをしなくてもいい日と言え、楽に思うこともある。


ただ、振り返ってみた時何も残っていないことに気づくとなんとなく何かしないといけない気がしてくる。



だから私は自分探しの旅に出かける。




明日の記憶を残すために。


読んでいただきありがとうございました。

作品の通り暇なので、面白い作品などありましたらご紹介いただきたいです。

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