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タイマー  作者: ロコモコ
1/2

馬鹿男の場合「1」

コレは、ある愚か者達の物語です。

生きていても、良いことねーな。

本心から、そう思っていた。筈だった。

何であんな事考えたんだろうう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


二〇〇八年 十二月 二十四日

俺は相当思いつめていた。でなきゃあんな事やら無かったのに。

そう、俺は、自殺しようとしていた。

学校の屋上で。相当な高さが在り、落ちたら即死だ。

遺書も書いた。

つまらない世の中に嫌気が差していた。

退屈が嫌いだったから。

でも、あの世なんて、現世の退屈なんてメじゃない。

何もない無の世界・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかも俺には、更なる後悔があった。いますぐ懺悔して、

許しを請いたい。




もっとも、この世界に神なんていやしないだろう。

アイツに会うまでは、そう思っていた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








そう、                                       

あの男に会うまでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




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