表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

第1話

初投稿で駄文ですがよろしくお願いします。

その日、俺は友人から飲み屋に誘われたのでコンビニへウコン入りの飲み物を買いに歩いていた。


歩きスマホはやっちゃだめだが、歩くだけの状況でついついやっていたわけだが・・・


それは交差点に着いた時の事だった。


横断歩道の信号が赤で止まっていて油断していて・・・注意が前にしか向いていなかったせいで反応が遅れた。


ドンッ


何かに押されて俺ともう一人の女子高生?が道路上に押し出された。


しかもタイミング良く(?)大型トラックが目の前に迫っており俺と女子高生は助からないだろうなと、スローモーションになった感覚の中で考えてしまった。


(これが噂の転生トラックであることを祈ろう。)


女子高生に手が伸ばせるかな?と、自分でもビックリなスローモーション中に更なる変化が起こっていた。


(あれ?足元光ってね?)


そう。俺の足元が光っている部分の端にたっている様に見えたのだ。


光る足元・・・ラノベなどで良くある召喚の際に起こる出来事だ。


(女子高生がスローでも動いてるのに、俺の足が動かないのはこいつのせいか・・・!?俺の運動神経が悪いわけでは無いんだな!?)


そしてぶつかる女子高生とトラック。


(俺に当たる前にせめて押した元凶を見てやる・・・!!)


視界の端にちらっと入る高校生っぽい男女三人と、尻もちついた同じ制服を着崩した男二人。


(転生してなかったら化けて出てやる!!)


そう思いながら女子高生+トラックが俺にぶち当たり、俺の意識は途切れた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


夏から秋に変わり暑さが和らいだとある村の一室で、新しい生命が産声をあげた。


「あ゛ー!!あ゛ー!!」


「良かった!良かった!この歳での出産は死産の可能性が高かったが元気な子が産まれたよ!」


産婆である女性が母親である少女に取り上げた子供を渡しながら話しかける。


「こんなに早く陣痛が来た時はどうなることかと思ったけど、どちらも命があって良かったよ!」


「ありがとう・・・おばさん・・・」


出産の疲労で息も絶え絶えながら初授乳を行いつつ、感謝の言葉をのべる少女。

産婆の女性はそれを眺めた後に部屋の外の少女の両親に声をかけた。


「アデル、ローザ。元気な男の子だよ。」


「ラルは無事出産できたのね・・・」


「母子共に問題無いのはいいが、男の子か・・・」


「将来の事はその時に考えましょう?うちは三姉妹なんだから跡継ぎ候補ができたと喜んでおけば良いじゃない。」


「まぁ先の事だからな・・・あの子が10歳位を目処に話を進めよう。」


そう言って話を終わらせ部屋へ入っていく。


「出産おめでとう、ラル。気分はどう?」


「ありがとう、お母さん。出産前の嫌な気分もこの子を抱いたらどうでも良くなったよ。」


「おめでとう、ラル。体調も良くなったのか?顔色が良いように見えるが・・・?」


「ありがとう、お父さん。なんだかこの子から元気を分けてもらったみたい。」


「元気を?・・・!?まさか、魔法か!?」


「はいはい、その話も気になるけど後で。まずはその子に名をつけてあげましょう?」


「ん?男の子なら候補があるじゃないか。娘達はお前の候補からつけたのだから、この子の名は俺の候補から選べば良いじゃないか?」


「お父さんの候補って?」


「あぁ、この子の名は・・・」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ