序章3 微かな希望
「あなたはもういらない子ね」
俺が最後に聞いた親の言葉だった。
内心怖かった。でも少しの希望もあるし、期待感も拭えなかった。
俺は必要のない人間として育ってきたから、道を指定されて育ってきたから。
あれをやりなさい、これをやりなさい、だとか、こうしないと一流にはなれないだとか……。
いい加減疲れた。
そうやって親に従ってその道しか辿らないから何もわからなくなるんじゃないのか。
一流になって偉くなって結局なんなんだ。人のために?世の中のため?全部は金のためだろう。
生きたくない、こんな何も出来ない世の中で生きていたくない。
辛い、死のう。だって、意味が無いんだから。生きている意味がないのなら。
なんて考えていたからこその希望や期待感、一人にしてくれて感謝さえする。
親が勝手に産んで感謝しろだとか、私の言う通りにしろだとか、何ほざいてんだろう。
親と離れた瞬間生まれた憎悪のような疑問だった。
生きてる感謝?こんな感情渦巻いた気持ち悪い世界で?
ありえない。
たまに思う幸せ、そしてありがとうは無くはない。
ただ何で親が誇ってそんなこと言うんだよ。
責任に責任を押し付けて。
……ダメだ。潰されそう。悪意と憎悪で。
これから自由なんだ。忘れよう。自分の生き方で生き様。
この世の中で親の言うことが正しかったとして何にもならないなら、何かあるように自分で頑張るしかないよな。
まあ、そのあと完全にいじめられてたけど。
なんの世界が正しくて、何が悪いのか……、なにか間違ってるような気がして、すごく気持ち悪いなぁ。
ふと昔のことが蘇ってきた。
この世界とは別の世界、だからこそ比較してしまうんだろうか。
「道行くん?どうかした?ぼーっとして」
「ん?ああ」
歩いている間に無言でどっかの世界に入り込んでしまったようだ。
「……心ここに在らず」
左には俺が名前をつけた美しく可愛らしい『若者言葉使い』剣、桜。右には元気で喋らなければ最高の嫁『グロいサイコパス野郎』、俺が好きになってしまった、愛。
二人は不思議そうに俺を見つめた。
「いや、なんでもないよ」
「嘘だね!」
「……心読むなよ」
「本当は?」
「昔のこと思い出してただけだよ」
「……昔のこと?」
「そ。今とは違う、ただの昔話」
「じゃあ、今は関係ない話だね!」
「ま、そだな」
そう、ただの昔あった忘れたい気持ち。
今は関係ない。
でも、拭いされない何かは何なのか。
まだ疑問に思ってるからかな?わかんないな。
お久しぶりになってしまいました!
続きに大分手間取ってしまいました!
また来週上げれたらd('∀'*)ですね!




