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1歳

ヤッホー!私ミリア。

今貴女の後ろに居るの…


冗談はさておき1歳ちょっとまでやっとこさ成長しました。

やっとこさ「まま」って言える様になったのよ。

最初は絶対ままって呼んであげようと思ってたんだ~。

ピネママは本当に優しくてあったかくて正に理想のお母さんって感じ。


前世では出来なかった分今生ではママ孝行しようと思ってる。

もちろん最初に「ママ」って喋るのもその一環だよ。


「あ~」


まだあんまり言葉に出来ないから気になる物に取りあえず手を伸ばす。

言いたいことはそう、これなぁにだ。


「あら、ミリアちゃん椅子が気になるの?」


便宜上ココでは椅子とさせてもらうけど実際にママが話しているのはこうだ。


「・$、ミリア***シュトゥ?」


半分位聞き取れないのはご愛嬌だと思って欲しい。

雰囲気で察するのよ雰囲気で!


「シュートゥ」


ママが椅子をポンポンと叩いて教えてくれる。

これ車をブーブーっていうような幼児言葉だったりしないかな?

未だにママとパパ以外とあんまり会わないからさ『普通』ってよくわかんない。


この椅子も革張りでいつも寝ているお布団もふかふか。

お手伝いさんとかは居ないけどそこそこ良い暮らししてるんじゃないかな~って勝手に思ってます。

下手に貴族とかに産まれるより小金持ち位が一番いい気がする。


許婚とか出来たらイヤじゃない?

やっぱり好みのイケメンと恋愛結婚したいよね。

前世では彼氏すら出来なかったから今回こそは!

ママとパパのチートっぷりを考えればいけるとおもうのよね。


その為にはできる事、いまからがんばらなきゃね!


まずはもっとこっちの言葉を覚えなないとな~

会話できないと問題外だしね。


「あ~!」


今度は机を叩いて自己主張する。

優しいママはあっちこっちに興味の移る私に呆れる事なく微笑みながら教えてくれる。

うふふ~


うんと賢くなってパパみたいな美形捕まえるから期待しててよね、ママ!

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