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ジャム以外も購入

 ジャムが出来たと言われて、僕達はそちらに集まった。

 ニンジンだけではなく複数の果実や香草ハーブを入れたジャムであるらしい。

 他にも、ナッツなどが入ったジャム等が販売されていた。


 折角なので日持ちしそうなニンジンケーキとニンジンクッキーを購入する。

 それらを大量に購入して、クロウやエリザの分も僕のポシェットに入れる。

 持ち帰って、クロウ達に後で渡すことに。


 なんでもクロウは自宅に郵送を幾つかはするらしい。

 ここの里からよりも神殿のある街の方が、定期便がでいているので郵送料金が安いそうだ。

 だからそこまで持ち帰るのだそうだ。


 そう言った話をして購入をお終えてから、今度はニンジンを運ぶ依頼をしてきた人が町の観光をしているのでまだ戻らないらしい。

 だから僕達は自然と先ほどの話になってしまう。


「アラタが言ったように私たちの町が拠点にされているのかな?」

 

 サナが珍しく不安そうに呟く。

 けれどそう考えるとつじつまが合いそうなのだ。

 あの花畑やあの蔓、そして初めてエリザと出会った洞窟、何処もあの神殿のある町に近い。

 

 でもだったら、と僕は思って口にする。


「どうしてあの町を拠点にしたのだろう? 兎族の里が近いから、かな?」

「……いえ、逆にそれならば私たちの町を拠点にしないような気がします。町にはいろいろな魔法に秀た人たちがいますから、気づかれたくないのなら留まる必要はないでしょう」

「……理由があるのかな? もしかして、ミミ達なら何か知っているのかな?」

「……かもしれません」


 そういった話をするもそれ以上は答えは出ない。

 結局それ以上は話が進まず、そして依頼人が戻って来たので僕達は帰路につく。

 そこで僕達は……黒い猫耳少女に遭遇したのだった。



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