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負けるわけにはいかないんだ  作者: RIVER
次なる戦いへと
26/33

誓い

更新頻度が空きがちだなあ……

精進して参ります。

風が三人の間を吹き抜ける。

三人は芝生の上に寝転がって先程までの

翔vsジュンの試合を回想していた。

「しっかしあれに反応して止めるとはな〜。

あれ俺絶対行ったと思ったのによ」

「うーんでもあそこから反撃に繋げなかったし僕もまだまだってとこだよ」


試合終了間際、翔が顔面にワンツーを集め、

ジュンは両腕でそれをブロック。

空いたボディに翔が放った回し蹴りはジュンの見事な反応でブロックされたのだ。

ジュンはそこから反撃を狙うも翔の迷いなき追撃の対応に追われ反撃は敵わず。

そこでタイムアップとなった。


「二人ともいい試合だったよ、ホントに」

本当に、二人とも強くなったよな。

「とはいってもよ、やっぱ悔しいぜ、俺は」

翔は本気で悔しがっている。

ついついからかいたくなってしまう。

「ま、俺に負けたもんな、翔」

「ほんっっとだよ。見事なまでにやられちまってよう。あーーーーーくやしーっ。俺も大野茂とやりたかったよ」

「僕は正直やりたくないな……強過ぎる」

ジュンは自慢の堅守を真っ向から破られたのだ。その悔しさたるや大きいだろう。

「いやでも勝てる勝てない抜きにしてさ、

やってみたかったんだよ。なんてーのかさ、

拳で語り合う、っての?実際やってみないとわかんねーことだらけじゃん。だろ?」

珍しく正論だ。翔にしては。

口に出すとまた怒りそうだから言わないで

おくこととしよう。

「これでまた、明日から練習、だな」

大野茂。また倒すべき奴が増えた。

「次こそはぜーーってェ勝つ!

覚悟してろよ泰彦」

「僕もがんばらないと」

「「そんじゃ、また明日な!」」

「おう」



二人が帰った後も、俺はしばらく芝生に体を横たえていた。

大野茂。

たった一撃。

それも出会い頭の一発でなく精密にコースを狙った一撃だ。

それは痛いほどよくわかった。

何しろ痛みを感じる暇さえなくノックアウトされたのだから。

大野茂と幸太が戦ったらどっちが勝つんだろうか。

…………全然予想できない。

二人とも実力が俺とかけ離れ過ぎていてわからない。

ただ一つだけ言えることは。


あいつらを絶対に倒したい。ってか倒す。


負けるわけにはいかないんだ。





泰彦は胸に誓い、立ち上がる。

日はもう落ちて月が登っている。

さて、今日の晩飯、なんだろな。



静寂と月の光だけが芝生に残っていた。

しかしなぜここまで泰彦は勝利に拘るのか?

そろそろ疑問に思われた方も、

いらっしゃるかな?

どのくらい続くかわかりませんがお付き合いよろしくお願いいたします。

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