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改造完了!

体が重い、頭がぼんやりしている。


深酒をしてそのまま倒れた感じによく似ている。

あぁ、そういえばなんだか怖い夢を見た気がするなぁ。

目の端が濡れている感じがする。

情けない、泣きながら眠っていたのか。


「おぉ、ようやく目が覚めたようじゃの」


知らない声が聞こえた。

目の前に下着姿でしなだれかかる色白な女の子がいた。高校生くらいだろうか

髪は綺麗な銀色でカーテンから漏れている光にきらめいている。

そして何より目を引くのが爛々と光る赤い目

肉食獣を思わせるほどの鋭さを放っている。


「うむ、なかなかの美人に仕上がったのう、一目見たときからお前は最高の素材じゃと思ったのじゃ」


見てくれは可憐だが口調がジジ臭い、そして尊大だ。そしてなにやら俺のことをじろじろと眺めては満足そうにうなずいている。


寝起きの野郎の顔がそんなに楽しいのだろうか?


「ところで、お前誰?」

ん?寝起きで緊張しているのだろうか、声がうわずってやたらと高い。これじゃまるで女みたいだ。


「オマエとは主に向かって失礼じゃの。まぁよい儂はジェノヴァ、おまえのマスターじゃ。」


は?なに言ってんのこの子?


「…ます、たぁ?」


「うむ!オマエを我が眷属にしそしてワシ好みの女に作り替えた造物主じゃ!」


…ふざけてんだろうか。

そもそも朝方から野郎の家に押し掛けやがって、油断大敵甚だしい限りである。

ここは一度、朝から起立している我が一本槍の餌食にでも…


「…!?」


違和感の正体に気づく。

朝方お馴染みの下着の圧迫感を全く感じないのだ。


まるで、何も付いていないかのような



恐る恐るパンツの中を改める。


これは悪い夢なんじゃないかと思った。

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