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ぷろろーぐ


月明かりのきれいな夜、こじゃれた調度品の整った薄暗い部屋で男女が抱き合っている。


女は甘くしなを作り男にキスをねだっている。

男は期待に応えようと彼女を胸に抱き寄せた

そして女の唇が男の首筋へと…


かぷ


「へ?」


男が間抜けな声を出す。

女は構わず吸い続ける


「イッテェェェェ!ちょっ、なに何やってんのさぁ!血ぃ、血ぃ垂れてるぅ!?」


ちゅーちゅーちゅー


動じず吸い続ける女


男はなんとか振り解こうとするのだが、抱き付いてきた女の体は万力のように締め上げて男の体を解こうとしない。


失血によるショックだろうか。

やがて男は白目を剥いて失神してしまった。


そしてようやく口元を血で真っ赤に染めた女が男を開放した。

力無く床に倒れる男


それを見つめる女の目は暗闇の中で爛々と赤く光っていた。


哀れ、"男"はこの日で短い生涯を終えたのだ。

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