ライン
掲載日:2026/07/12
“LINE♪”
僕は急いで枕の上の棚に置いてあるスマホに手を伸ばす。
「あっ、痛っ」
スマホをおでこに落としてしまう。
高さがそんなになかったから思いの外痛くはなく、反射的に声が出た。
『ご飯炊いといてね〜』
「なんだ、母さんか、」
「今日はいいお肉使ってるんだよぉ」
「うん、」
僕は心食卓にあらず、スマホから目を離せないままご飯を食べている。
「たしかにおいしいな」
父親は真っ直ぐ母親と向き合って食卓についている。
僕はスマホ片手にご飯を口へと運ぶ。
「ゲームか?」
父親はそう問いかける。
「いや、、」
「これを見てみろ」
僕はそこでやっと食卓へと目を向ける。
「うわっ!」
そこにはお皿が机にびっしり、そしてお皿の中にはたくさんの目玉があった。
「うぉわぁ!!」
そこで目を覚ました。
“LINE♪”
僕はゆっくりとベッドから起き上がった。




