詩: 理不尽な言葉を浴びた日
掲載日:2026/03/08
理不尽な言葉を浴びた日は
一番好きな茶碗に
炊き立てのご飯をよそいます
その上に すりたての山葵を
ためらわず たっぷりと乗せます
鼻へ抜けるきりりとした辛さが
涙をひと粒だけ連れてきて
胸の奥に沈んでいた
「言えなかった言葉」を
ゆっくりとほどいていきます
あの人たちの無神経な笑い声も
熱いほうじ茶で流し込んでしまえば
胃のあたりに張りついていた理不尽が
ふわりと溶けていき
わたしの中に静けさが戻ってきます
明日の朝
ひんやりとした空気を胸いっぱいに吸い込み
わたしは背筋をすっと伸ばして
問題が待っている会社へ向かいます
理不尽に負けるのは嫌です




