ロヌアさんいきなりピンチなようです
ロヌアさんははしゃいでいるようです
「うぁああー やっと望んだ日が来たぜー」
「そうだねぇロヌア!」
こいつはケイ、年に一回地球と言われる違う世界から呼ばれる異世界から来た13歳の男の子だ。
そして待ち望んでいたもの、それは
「冒険者になる日がきたっ!」
ケイが呆れたように横に首を振り
「ロヌアのお母さん許してないだろ?」
ぬぐぅ もちろん母ちゃんは許してくれていない、冒険者というのは命をかけてやるものだからだ。
だからと言って子供が冒険者になれないものではない。
そう、依頼にもいろいろあるのだ
「薬草取りだろ、スライム退治だろ、そしてダンジョン制覇だろ!」
「なあに一人ではしゃいでいるんだ?」
やばいやばい話が脱線してしまった、それはそうと13歳になった俺は冒険者登録ができる年になったのだ。
「ケイって先月13になったよな」
当たり前だと言わんばかりにケイは鼻をふふんと鳴らした、そして
「お前より年上なんだぜおれ」
「ムキィッ!」
こいつぅはらたつなぁー、一年前に俺の玄関前に転生してきたケイは一年間裕福でもない俺の家に居候していて、
俺のお母ちゃんがケイは冒険者になってお金を稼いで来なさいと、ケイに言ったのだ。
「おまえ冒険者になって良かったのかよ」
お母さんに聞いた話だと冒険者は3割近く死んでいるという
「俺はこの街の子供の中じゃ誰よりも早いんだぜ!」
「早いだけじゃどうにもならないだろ ロヌア」
「いいや俺は大人よりも早く走れるんだ!」
呆れたように首を振っているが多分冒険者に一人でなるのは怖かったんだろう
「お前ちょっと照れてない?」
「てっ照れてねえし?」
こいつ声裏返ったーw
「くふー」
「おいロヌアっわっらっうっな!」
こいつが顔を真っ赤にして怒っているのを見ると何度でも笑えてしまう
「あー面白い」
「なーにが面白いだあ人のことバカにしやがって」
俺とケイが笑いながら歩いて冒険者ギルドを歩いていると大柄な男が近づいてきた。
俺時計は顔を見合わせ、合図をして
「おいおっさんなんのようだ」
「いやお前ら冒険者ギルド行こうとしてるんだろ?話は聞いてたぜ」
このおっさんは先ほどから俺たちの話を聞いていたらしい
「ガキども俺がギルドの最短距離で行く方法を教えてやるぜ?」
なんだか胡散臭い
ケイがちょっと震えながら
「知らねえ奴にはついていかねえよ!」
おおうさすがケイかっこいい
「そうだな そんな怒鳴んなって、俺はオルダ、オルダ ベザーダルだ」
すると先ほどまで青ざめていたケイが、興奮した様子でその男の服装を見ていた。
「おいケイどうし」
するとケイが声を遮る様子で鼻息を荒くしながら
「どうしたじゃないよ!この街で1番のオルダさんだよ!?」
すると俺も思い出した、この街には3年前俺たちと同じ歳に出て行ったB級ランク冒険者の話を思い出した
「そうだそのオルダが俺だ」
「ロヌア、オルダさんだよ!?」
そう言われてもしれないからなんとも言えない
やはりいい奴なのだろうか?