第七話 父親
「笛の音? まぁいい、お前は誰だ。」(転生者って何だ? 魔族側に新しく出来た勢力か?)
路地裏へ歩きながら質問をする
「あれ? 聞こえなかった? 杉田 祐作、転生者だ。」(つっても転生者何て知らないか。)
祐作もリヒトーを追いかけ、裏路地へ入る
「杉田 祐作、、、、。」(二心族の出身か、、、はぁ、ついてない。)
「転生者とは何だ。」
「あ、そこやっぱ気になる? まぁ、死んだ人が住んでた世界とは別の世界に生き返る、って言う感じ。」
「すまない、分からない。」
祐作は腕を組み、少し考える
「この世界に居る人種とは丸っきり違うって事、俺は。」
「そう言う事にしておく。」
リヒトーが右手を祐作の前に出す
「とりあえず、敵じゃぁ無いんだよな?」
「もちろん! むしろ仲間ポジなんだけどなー。」
祐作も右手を前に出し、握手をする
「そうか、、、、で、目的は?」(聞き慣れない言葉を使うな、、、。)
「おお、早速だね! まあ簡単な話、君の父親でもある魔王をこr」
リヒトーが祐作の口を右手で塞ぎ壁に叩きつける
「ふぇ!?ふぁんふぇふぁ !?」
祐作は両手をまっすぐ上に上げる
「お前は何故魔王と呼ばれる奴が俺の父親だと?」
リヒトーは祐作の口から手を離す
「そりゃぁ、そう聞いたからとしか、、、あと、その反応的に。」
「、、、、、、チッ!」(焦って判断を間違えた。)
「いや別に、魔王の子供なんて言われたら誰だって、、、。」
「、、、、、はぁ、うーん、あんまり使いたく無かったんだけどなー。」
そう言うと祐作は右腕で右肩に掛かっている鞘から少しだけ等身を抜く
「リヒトー君、君の父親は魔王で間違いないな。」
「、、、そうだ、俺の父親は魔王だ。」(!!?!? なんだ、何故こんなこと、、、言って。)
「この剣は相手に真実を言わせる力がある、俺に隠し事は無駄だ。」
「貴様、、、。」
「さっきも言ったが、俺はお前の味方! 敵じゃない、魔王を殺すのを手伝うの!! 分かった?」
祐作は刀身を鞘に収める
「手伝う、、、、理由は何だ? 何かしらあるだろ。」
5秒程間を置き
「元居た世界に帰るため。」
「その話を信じた訳じゃ無いけど、まぁ多少信頼できる理由だな。」
リヒトーが来た道を戻り始め、祐作もそれに続く
「魔王の息子云々の話は他の奴には話すなよ、もし話したら次は口じゃ済まない。」
「分かってるって、誰にも言わないよ。」
元の道に戻ると、リヒトーはキョロキョロし始める
「何探してるんだ?」
「もうそろそろ夕飯時だろ? 食材ってどこで売ってたっけと思ってな。」
リヒトーがオレンジ色に染まった空を指さしそう言う
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