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パルディアの解放戦線  作者: アビス
魔族編
11/14

第十一話 新たな出会い

「ねーぇー、どこまで行くのー? この先もうすぐで()()の国との国境付近だよ?」

森の木々をかき分け、アリアを抜いた一同はまっすぐ進む

「後もう少しでゴーレムが居たと報告があった崖の上付近だ、良いじゃないかドラゴンの件から大体一月ぶりの運動だぞ? もう森を抜けるぞ。」

あと数歩歩けば森を出て崖の上と言う所で神猟は足を止めた、、、のと同時にズシンと言う重く体に響く音が、足音が鳴る、その場にいた全員がしゃがみこみ、息を殺す

「居た、4体か、、、、あのまま崖に落ちてくれないかな。」

丸い形の岩の体に人間1人押し潰せる程の大きな手腕、それらを支える足、4体それぞれ赤、青、オレンジ、緑、に光る目、その4体のゴーレムが崖の上を占領している

「ちっ! ()()()()()かよ、嫌いなんだよな。」

「わかるよリヒトー君。」

リーフェが腕を組、首を縦に振る

「何で嫌いなんだ?」

祐作がリヒトーへ質問をする

「何でって、そりゃ、、、。」

リヒトーが言い終わる前に一同を青色の光が包む

「回避ー!!」

神猟が言い放ち、それぞれ森から出てその光源の後ろへ立つ、、、と同時に放たれた高圧水が木々をなぎ倒す

「コアタイプは、ああ言う事が出来るからだ。」

「私とセイレムが青色! アデルが緑! リヒトーと祐作はそれぞれオレンジと赤! リーフェは囮!」

「わかったわ。」

「了解ッス!!」

「分かった。」

「おっけー了解!!」

「分かった!!」

それぞれ指示されたゴーレムへ向かっていく

「セイレム! コアは!?」

「正面から見て心臓の辺りよ。」

「了解!」


「緑は確か草属性、コアはちょうど中心ッスね。」

緑目のゴーレムが右腕を振り上げそのままアデルヘ振り下ろす、、、のを盾で受け流し回避、アデルは回避の勢いのままで剣でゴーレムの胴体を切り付ける

キィィン!!

剣は通らず胴体を少し削るだけだった

「思ったより硬いッスね。」

すぐにゴーレムから離れ、剣を構える


「コアは背中側に寄ってるな、まぁまぁデカい。」

(オレンジって雷属性だったか? いや、、、属性じゃなくて、、、強制的に気絶させる、だったか?)

リヒトーはフードをリーフェへ被せ、背中側の腰に携帯しているムサシ、ではなく左腰の両刃の剣を鞘から抜き、ゴーレムへ向ける

「リーフェ!」

「任せて!!」

綺麗な模様が掘られた金剛の弓を大きく引き、ゴーレムの頭へ矢を当てる、ゴーレムの視線がリーフェへ向かう

「目からの攻撃にカスりでもしたら気絶するからな!」

「了解!」


「任されたのは良いけど、、、。」

(何をどうすれば良いか分からない、皆は神猟さんと、、多分リーフェちゃん以外コアの位置が見えてる見たいだけど、、。)

ゴーレムが腕を振り下ろす、それを右手に持ったフラガラッハの刀身を左手で支えながらガードする。

「クッ!!」

(結構重いな、、、。)

()()()()()()()()()。」

左手を一瞬離し、青緑色のキラキラ光る宝石を砕く

「よいーーしょっ!!!」

ゴーレムの腕を剣で押し返す

「あ、今の風使えば良かったのか? いや、皆に影響あるか。」

ゴーレムの目の光が強まり、祐作を包む

「コレは、、、、受けても避けてもマズいんじゃないか?」

ゴーレムの目から放たれた炎が光に当たった所を、祐作を、焼き尽くすように迫ってくる

「上に吹かせるだけなら良いかな?」

祐作がフラガラッハを天高く突き上げる、、、竜巻の様に回転した風が炎を上空へ押し上げる

「お、今何となく見えた、コアは()()()()みたいなもんか、、、。」

(出し切ったら両腕の叩きつけ。)

風の操作はそのままに、ゴーレムが炎を出し終える前に祐作が接近、そのまま剣で右腕を破壊そのまま胴体の中にあるコアめがけて剣をを突き立てる、、、寸前、ゴーレムが炎を出したまま祐作の方へ顔を向ける

「うわ!!?」

ゴーレムの胴体へ突き刺さる寸前の剣を素早く空へ向け、炎の起動を変え、先程まで居た場所へ跳ぶ

「っぶねぇ、、、。」


「リヒトーくん!!」

「ああ!」

リヒトーが出す盾を足場にリーフェが空中をピョンピョン跳び回る

「君もだよ!!」

リーフェは、炎を出し切ったゴーレムの頭を踏みつけ注意を自分へ向ける、、、赤とオレンジのゴーレム、2体の目からの光が強まる

「リーフェ! 一旦回避だ!」

リヒトーがリーフェの足元へ盾を移動させようとしたその時、、、緑の光が崖の上全体、、、を越えそこから続く森の約300メートル程を覆う

「ごめんなさいッス!! 力の入れ方間違えて剣がコアの目の前で弾かれちゃったッス!!」

「全員! 自分が出来る最大の防御をしろ!!!」

「ロック・イクストゥルード!! トランスパレント・シールド!!」

「トランスパレント・シールド!!!!」

セイレムの張った土魔法の壁と闇魔法の何十重も薄く重ねた薄紫色の壁に神猟とアデルが隠れ、その壁へまたアデルが何重もの闇魔法を半べそをかきながら張り、盾を構える

「トランスパレント・シールド、、、。」

祐作は何が何だか解らないが場所は動かず魔法を張る

「クソッ!!」

リヒトーが緑色の光を放つゴーレムへ盾を全て飛ばし、薄黄色の膜でゴーレムを包む

「ちょっ!? リヒトーくん!? これヤバイかも!!」

リヒトーは、すぐさまリーフェの元へ跳び、赤とオレンジの光に包まれたリーフェを自分がいた場所まで投げ飛ばす

「チッ!!」

(まず防御すべきは炎! 気絶はどうとでもなる!!)

リヒトーは赤目ゴーレムへ右手をかざし、水の壁を創り、オレンジ目のゴーレムへ左手をかざし岩の壁を創り始める

「リヒトーくん!!!」

リーフェが右手で左耳をさわる

「無理か、、、。」

リヒトーへ照らされたオレンジの光が一瞬強くなり、消える

「く、、、そぉ、、。」

岩の壁を創り切れず光に当たってしまう、それに畳み掛けるように炎が放たれる

「ぐぁ!!」

先程の炎とは違い、細く、リヒトーの胴体程の太さの炎が水の壁を蒸発させ、リヒトーを崖外へ弾き出す、それと同時に緑目のゴーレムは爆発を起こすが、リヒトーの盾に防がれ、ドオォォォォォォンと言うの轟音だけが盾を越える

「リヒトー!!」

(下の川へ、、、。)

祐作はリヒトーへ剣を向け、風を吹かせるが、間に合わず、、、そのまま崖の下にある川へ落ちて行く

「マズイ!!」

ドボン! と水に落ちる音と大きな水しぶきが起きる

「リヒトーくん!!!!」

緑目のゴーレムを包んでいた盾が小さな破片に別れて消えていく

リーフェがリヒトーが飛ばされた場所まで走り、両手に鉄で出来た矢を掴む

「リーフェ! 待t、、チッ!」

神猟は青目のゴーレムの腕での叩きつけをゴーレムの左側へ回避、全身と刀へ雷を纏わせ一瞬にしてコアを貫く

(良し! 上手く行った。)

「残りは!?」

「2体だ、、、俺がやる、リーフェちゃんは下に行って。」

祐作はフラガラッハを腰の左側に携帯している鞘へしまい、右手に透明で輝きを放つ宝石、鮮やかな緑色の宝石、淡いピンク色の宝石をひとつずつ創り出す

「言われなくても行くよ!」

リーフェはそのまま鉄製の矢を崖に刺しながら降りていく

()()()()()()。」

透明で輝きを放つ宝石、ダイヤモンドが手のひらの上で破壊され他二つの宝石の輝きが増す

()()()()()。」

鮮やかな緑色の宝石、エメラルドが破壊される

「、、、?」

(今、、魔力が増えたのかしら。)

()()()()()()()。」

淡いピンク色の宝石を2体のゴーレムに向けながら破壊した瞬間、、その宝石から、手のひらから、、白い様で、赤い様で、青い様で黄色い様で 、緑い様で、、、、虹色、などと言う様な物では表せられない、とても幻想的で、神々しく、圧倒的な光の束が2体のゴーレムを包み、、、消滅させる

「自分でも、、、、自分でも、変だと思うんだけど、俺今すげーイラついてる、、、。」

「お、おお、そうか、、、出来たらそれ早めに使って欲しかったな。」

「いや、そんなにポンポン撃てるモノじゃないから、、さっきのは全魔力を消費するから。」

「さっき、緑色の宝石を壊した時に魔力が増えたように見えたけれど。」

杖を地面につけながらセイレムは首をかしげる

「それはエメラルドの能力だ、魔力量の増加と魔力の回復、最初のダイヤモンドは宝石の能力を1.5倍させる能力、、、、そうだ、話は変わるけど、原因は解ってるんだよね。」

祐作はチラッと神猟見る

「ああ、まぁ、、原因と言うか犯人だな、リーフェ!!

今からは別行動だ!!」

「わかった!!」

落ちないように慎重で、出来る限り早く崖を降りているリーフェが答える

「良し! 場所はわかるからすぐにに向かおう。」



(何が、、、どうなったんだっけ? )

リヒトーはゆっくりと目を開ける

「、、、洞窟、、、? 」

(水の音が近くでするから川の近く、、、全身濡れてるな。)

「フェル・ジール。」

ずぶ濡れだった服、髪の毛、体が即座に乾く、体を起こし周りを確認する、ペタペタと言う足音が聞こえて来る

「あ、起きた、、、。」

その声を聞きリヒトーは洞窟の入口へ目線を向ける

「君は、、。」

ボロボロで布切れと大差ない服と黄色で肩まで伸びたボサボサの髪の毛、所々傷が付いた少し細い体、猫耳と尻尾が生えた少女、明らかにただの人間では無い

「猫ベースの獣人、、、なぜこんな所に。」

(と言うか何でそんなにボロボロ何だ?)

「ここは獣人の領土、獣人が居ても変じゃない、、、変なのはあなたの方、人間がコッチ側に来るのは珍しい、川から流れてくるのも。」

「そうか、、、そんなに流されたのか、、、ありがとう、ここまで運んでくれたんだろ。」

リヒトーは座ったまま頭を下げる

「お礼はいい、私はご飯にする、あなたはどうする?」

「俺は戻るよ、落ちてきた場所に。」

リヒトーは立ち上がり少女へ近づく

「そう、なら方向は一緒、川に行くから付いて来て。」

「、、、君、名前は? 俺はリヒトー・スランウェイ、リヒトーでいい。」

「ミーラ・フラッド、ミーラで良い、川に着くまでよろしく。」

「ああ、ミーラ、、案内頼む。」

2人は並んで川へ向かう

最後まで読んでくれてありがとうございます


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