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詩のようなもの

私の砂時計 人生の残り時間が見えたなら……

作者: 櫻月そら


自分の命の()が消える(とき)


あなたは知りたい? 知りたくない?


それは明日だ そう言われると

とても困る かなり焦る



だって 見られたくないもの たぶん有るでしょう?


会っておきたい人もいるかも


ケンカしてばかりの人と過ごす時間 見つめ直すかも


遺したい言葉 物語もあるかも




○年後って言われたら……

有意義に暮らせるのかもしれない


仕事も辞めて 旅行して 気になる本を読み終えて

少しずつ終活して……


私は最愛の人が空の上にいるから

あまりこの世に未練がない



でも もし もしもね


もっともっと生きたいと思う理由を

見つけてしまったらどうしよう……?



初めて見た 綺麗な景色


初めて知った 美味しい食べ物


初めて会った なんだか惹かれる人



人生 何が起こるかは 本当にわからない



人生の砂時計は ひっくり返せない

後悔してからでは遅い

だからこそ 一粒一粒を大事にしよう



だけど……



そんなことは綺麗事だ

そんなふうに思う日もある



まぁ 生きてる人間だからね

そんな日もあるよ


そんな日があったって 良いんじゃないかな


気持ちの切り替えが 上手な人はいる


それでも 24時間365日 

ポジティブでいられる人を 見つけるほうが難しい


人の気持ちは(せわ)しない


上がって下がって 目まぐるしい


それは決して楽じゃない (なん)なら苦しい


だけど……


その忙しなく不安定なところが

人間らしい とも言えるのかな




まだ生きているからこそ そう思う


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― 新着の感想 ―
[良い点] ∀・)リアルでした。すごくリアルな生の臨場感がここにありました。過去に戻ることができるのはSFの空間でしかありえないものね。それを砂時計に喩えて話されているこの空間がなんか僕は好きです。 …
[良い点] 語彙力がないのでうまく言葉で言い表せませんが、すごく心に刺さりました。 素敵な詩をありがとうございます。
[一言] 人生の残り時間見えたらいいな〜って、私わりと本気で思っていました。笑 部屋片付けたり諸々引き継いだりとか、計画的に終活できるな〜……って(^^; 同じような、と言ってしまうのは失礼にあたるか…
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