表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

67/81

ジンベイザメの性別

 僕はいつものように……いや、日課になっているけどリノンの返事を待っていた。

 こちらの世界の事……いっぱい話してあげないと……。

 僕はそう思っていた。


 そうしていると、交換日記が光り、リノンの返事が来たことを記す。

 僕はすぐに手にして、新しいページを目にする。



 ------

 ……そのジンベイザメって……。


 大好きなユウスケへ☆

 うん♪

 目指せレベル99♪

 やっぱり、レベル上がりにくくなってて、今はレベル88だよ……。

 あと11なんだけど、なかなか壁で……

 亀は知ってるよ~!

 海のモンスターで倒したことあるし♪

 多分そっちでは襲ってこないのよね?

 じゃあ、私も見てみたいなぁ……。


 「ウミガメ」って、水族館で人気者なんだね~☆

 ジンベイザメで1時間かぁ……。

 ユウスケには優雅に見えるのかな?

 ……そのジンベイザメ、雌じゃないでしょうね?(--〆)


 じゃあ、またね~☆

 ------



 「あと11かぁ……」


 これは、僕達にとっての希望なのか……それとも、カウントダウンなのだろうか?

 レベルは上がりにくくなっているとしても、もう数日で99になってしまうのではないだろうか。

 いや……。


 「……」


 ジンベイザメの性別!? わかるか!! そんなもの!

 ……たく、何に嫉妬してるんだか……冗談であってほしいよ……。

 でも……リノンの世界とは共通点が多いみたい。亀もわかるらしい。

 それに、言葉も同じ……これは不思議としか言いようがない。


 僕は「残り11」を気にしながら、明日の返事を考えていた。


 ・・・・・・


 僕は交換日記とにらめっこしていた。

 リノンの昨日貰った返事。これにどう反応するか。


 「……とりあえず、ツッコみ入れよう」


 僕は筆を執った。



 ------

 問題・ペンギンって、何でしょうか?


 大好きなリノンへ。

 そうか……もうレベル88なんだね…。

 そういえば、魔王城の目の前で暴れてて、大丈夫なの?

 しびれ切らした、魔王が下りてくるとか……。


 ……ジンベイザメ、知るか!!!

 やきもちリノン発動!?(笑)

 水族館の人気者っていえば、あとは白熊とペンギンかな……。


 リノンはこの動物わかる?

 ……ちょっと、リノンがどんな風に知ってるのか、聞いてみたくなって……。

 これは、僕からの問題ね!

 白熊は分かりそうだけど、ペンギンは?


 じゃあ、またね。

 ------



 気丈に振舞うリノン。

 僕はそれでも応援したい。

 だから、今日は僕の世界を伝えるために綴った。

 出来る限り……僕の世界の事を……。


 僕はいつものように、想いを込めて交換日記を閉じる。

 交換日記は優しい光に包まれた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ