七夕が愛のイベントだって?あッ、そっちの愛ならそのとおりかもね。
子供の頃、七夕には、
短冊に願いごとを書いて、笹の葉に吊るしていた。
なんて書いたのかなんて、
1つも覚えていない。
例えば、
ドッチボールが強くなりたい、とか
縄跳びが上手く飛びたい、とか、
あっちゃんとずっと一緒にいられますように
というような本当の願いは書かなかった気がする。
あの頃、僕らと同じ笹の木に
願い事を吊していた大人たちは、
どんな願い事を書いていたのだろう?
この子供たちの未来は、
光り輝く明るい未来でありますように。
もしそんな願いなら、
願い事は、叶わなかったね?
今、僕は、子供たちと一緒になって
笹の葉を川に流したい。
叶わなかった願いの数、数え、
この春叶わなかった小さな恋の物語
思い出に変えて、
ねぇ、聞いてね。
真剣に?
何か望まなければ、
何も手に入らない笹の舟。
勘違いしないでね、
悪い奴が居るから外に出ないという事は
いい人に出会うチャンスを失っているという事なんだ
あなたの隣にいる人を信じ
明日は晴れるあの空を信じよう。
真剣に?
なりゆきまかせに
希望と踊ろう。