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3/3

あ、俺ばかじゃん

この回は絶対後で修正します。

さっきまで動かすことすら困難だった体が今は多少動くようになった。

呼吸を最小限に抑えながらも静かに体を起こし倒さなきゃいけない敵を見る、ここまでテンプレならきっとあるだろう。

『アイテムボックス』

空中に腕の長さくらいの一本の剣が突如現れる、改めてここが異世界であることを自覚しながらその剣を掴み重みを感じる。

怖い、頭によぎった恐怖心を俺は勇者だと自覚し押し込める。

走り出すために重心を前に傾け腰を下げる、そして__


__全力で一気に走り出す


建物が崩れ粉々になっていて走りづらく何度も転びそうになった、火が邪魔をして先に何があるのかわからないところもあった。

それでも肺が焼ける様な思いをん????んしながらも一番近くにいた魔物の群れに飛び込んだ。

「死ねぇえぇぇぇ」

クソジジイへの怒り、肺が痛すぎる、この体まだなれてないからスゲェー疲れる、何もかもあのクソジジイのせいだ、今考えられる全ての怒りを魔物にぶつけ盛大に八つ当たりする。

敵の背中に剣を突き立てた瞬間肉が切れる感覚、飛び散る血吹雪が怒りで誤魔化していた感覚を現実に戻す。

敵とはいえ自分と同じ位の大きさの動物を殺したと言う事を自覚した瞬間罪悪感が遅い思わず持っていた命綱と言う名の剣を落とす。

「GIGYAA‼︎‼︎」

そうもたついている間に他の魔物がドンドン逃げ道を塞ぎにかかる、動転している頭で逃げると言う選択肢に至った頃には全てが手遅れで、ガン!!

そんな音が聞こえたと思った時には体が横に吹っ飛んでいた。

「GRYAAA!!!」

そんな叫び声と共にさっきとは違う魔物が俺の左腕を一噛みする、牙が肉を切り裂きながら骨を砕き引きちぎろうとしてるのがよくわかる。


涙・悲鳴・恐怖心、そんなものが出るレベルをあっさりと超え残ったのは全てを諦めた時に見える安楽沈着なモノクロ世界だった。


そしてやっとこの世界のルールを理解する。

__躊躇ってはいけない

命を奪う事を躊躇えば死ぬのは自分なのだから

__感覚を捨てなくてはいけない

日本とこの世界では全てが違うのだから、価値観を引きずることはしてはいけないから

__過信してはいけない

この世界で強者に挑むことは死と同じだから

__現実を見続けなくてはならないから

期待しなければどんな現実にも絶望しないから

__覚悟しなきゃいけない

この世界で勇者と呼ばれるものは言い換えれば世界で一番命を奪い人々を救ったと言う偽善者に与えられる称号だから


この世界で生きていく絶対的なルール、それを理解するのに俺は余りにも時間を使いすぎた。

魔物に嬲られ続け意識が朦朧としてる中俺はそんな事を考える、もし次転生する機会があるのであれば今度こそ上手くやる。

飛びかける意識の中最後に見たのは魔物が俺にとどめを刺そうと俺の首に噛み付こうとしてる魔物の姿だった。



誤字脱字、改善案お待ちしています。

この後は不定期になるのでタブを残すかブクマしといてくれると嬉しいです。


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