そういや俺勇者だった
ステータスやスキルの内容、称号の効果など正直まだ迷ってるので変更するかも知れません
あのクソジジイ、絶対同じ目に合わせてやる、確かに勇者って言えば富、名声、力、この世の全てを手に入れた海賊王レベルだけど……やっぱり自由にやれる海賊と世界の奴隷じゃ立場が違いすぎるだろ。
あ、スキルの使い方とかステータスの見方とか俺何一つ必要な情報もらってないじゃん、それに転生って赤ちゃんからか? それとも誰かの体乗っ取るのかな?
まぁどうでもいいか、どうせ後もうちょいでわか……る…………のか? 思えばいつ頃転生開始するか聞いてないぞ、てかさっき意識遠のいたんだから目が覚めたら知らない天井だ、で良いじゃん、あのクソジジイ手際悪すぎだろ。
しかも暇なんだけど、何これ、新手の拷問? 体は動かない、目も見えない、何も聞こえない、唯一できるのは考えることだけ。
まじこれでどうしろと? 今の内に今後の予定考えとけってか? なら事前に基礎知識ぐらいよこせや、 まじそろそろ文句のネタも尽きてきたんだけど。
さっさと転せ……い…………ん?
何か聞こえね?
これは……叫び声?
「ーー・ーー・ー!!」
気のせい……か?
「ーー・ーーAAA!!」
いや、これは…………
初めは微かにしか聞こえなかった声が段々と近くなったと感じたその瞬間__
「GIGYAAAAA!!!!」
今までに一度も聞いたことがない悍ましい叫び声が空気を振動させながら体を襲う
え?
叫び声で一気に意識が覚醒し周りを見渡すとそこは『地獄』としか表す事が出来ない程酷い有様だった。
「ぁ…………」
肺から悶えるほどの痛みを感じる、暑すぎる空気が肺を焼きジリジリと体の内側から焼き上げる。突然の痛みに驚き肺の空気を出してしまいさらに苦しむと言う悪循環に陥り涙目になりながらも周りを見渡して見ると6歳くらいの小さな女の子が化け物に片腕をザックリやられている所を目撃する。
声にならない悲鳴をあげ小さな女の子はのたうち回る、肩からから飛び散る返り血を浴びながら化け物はただ静かに見てるだけ。
体全体に悪寒が走り鳥肌が立つ、息をしまいとコントロールしていた呼吸も乱れ腹から内臓物が押し上げる感覚を必死に抑えながらただ化け物と女の子を眺めていた。
な、なんだよコレ。
見たこともない化け物、燃え崩れる建物、血だらけの人、その全てがフィクションで現実のものだとは到底思えなかった。
ただこの痛みは?
この全身を蝕む恐怖心は?
何度否定しても今見ているものがタチの悪い冗談だと言えない要素が次々と現れる。
あれ?
俺は……俺は何処にいるの?
俺はなぜここにいるの?
何で俺は…………
「神の名の下お主を『勇者』に任命する」
唐突にその言葉を思い出す。
クソが。
今までわからなかった事が全て結びつき顔を歪めて苦笑する。
成る程、納得だよクソジジイ。
この俺にこの惨状を救う勇者になれってか?
いや、でも俺は勇者だ。
なら俺は多分この惨状を覆す事ができる何かを持っているのだろう。
何だよ、簡単じゃん、焦って損した。
自分は神から認められし『勇者』だ、この化け物達を統べる王を打ち倒す事ができる者だ。
こんな雑魚に何を恐れる。
だいたい見た感じ転生した村が化け物って言うか魔物に襲われてる所なんだろう、テンプレだね、web小説みたいに題名つけるなら『異世界転生した瞬間村襲われてたけど勇者の力で無双します』みたいなかんじだな、テンプレって言えば……
『ステータスオープン』
<グラン>
8歳
男
<スキル>
剣
体術
瞬足
思考加速
物理耐性
魔法耐性
恐怖耐性
毒耐性
光魔法
鑑定
アイテムボックス
<称号>
勇者の卵
異世界転生者
おぉ〜鑑定にアイテムボックス、剣術に光魔法、そして称号の二つもテンプレだねぇ〜。
多分こんなにいろんな事を有り得ない速さで考えられるのは思考加速の恩恵なんだろうなぁー、そしてこの現状でも落ち着いていられるのは恐怖耐性のお陰か、まぁ後はアイテムボックスに入ってるであろう剣を取り出したら魔物を討伐しに行こうか。
出来れば襲われてるのが姫様の方が良かったけどしょうがないね、待ってろ今みんな助けてやるからな。
誤字脱字や改善案お待ちしています。
あの、次の話でまた展開がガラッと動くので
何この主人公、頭おかしいだろ!
で切らないでくださいお願いします。
なら次を早く投稿しろ?
ストック無いんでそれも勘弁してください。
明日の十三時に三話公開予定




