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『緑の息吹』

作者: 詩織



夏の植栽の中には花は少なく



まるで森の中にいるような錯覚を利用する



葉のあいだを抜ける風は



涼やかな天然のクーラーとなり



電気代の節電に一役かう、、、













___太陽が、


その光を惜しげなく


ふりそそぎ


庭はいっせいに


透明な緑に包まれる


そこかしこ、

無造作に植えられた


ハーブの香りが風にのる………。




挿絵(By みてみん)

タイム、ミント、ローズマリー、

セージ、ヒソップ………



春になると


いっせいに咲き乱れる


花たちが、


夏の精に席をゆずり


ふるい檸檬の木の下は


夏、真っ盛り


僕たちの足音を、


爽やかに彩る

ハーブの香りでいっぱいにする。



挿絵(By みてみん)



「君の庭は野原のようだね。」



自然のままに整えすぎず


花や葉の流れを生かす




「そうね♪」


「コンセプトは、


蝶々のとまるところを残すこと。」





遊びにきませんか?



(笑)

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― 新着の感想 ―
[良い点]  写真、レモンですね。  死んだオヤジが残した畑に、レモンの木が一本ありまして、毎年たくさんの実をつけています。  ですが、カボスを使うのでだれもちぎりません。 「ちぎってくれよ」  オヤ…
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