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第十三話「カラス少女は鳥頭」

どうも最近ダンジョンより外にいる時間の方が長いダンジョンマスターです。

 今俺達は、ブランを助けるため名も知らない紫色の薬草を取りに来ている。盗賊ギルドに行く時山登ったのにまた山登りか……具体的な地理がよくわからないが山の中腹辺りだろうか? 


「……どうせなら頂上に繋げてくれたらよかったのに」


「恐らくいきなり襲撃される事を警戒したと思われます、魔物の気配がしますので」


「うむ、とはいえ雑魚しかおらんようじゃがな」


「見てください、カラスが沢山止まってますよ!」


 クロが楽しそうに指差した先を見てみると、街で見る灰色のカラスが黒い木に沢山止まっている。なるほど、だからカラス山って名前なのか……?


「なんか見られてる感じがして凄い不気味なんだけど……」


「所詮カラスじゃ、気にする必要はなかろう」


「そうですよ、カラスは最上位種でなければ対した事ないですよ」


 そう言って先に進むクロとシロ、とは言われても視界のどこかに必ずカラスが存在する上に周囲の木々や草花が黒いため激しく不気味である。しかも日が沈みかけているためホラーゲームのような光景になっている。


「……こえー、早く取るもの取って帰ろうぜ」


「しかたないのう、怖いなら妾が手を繋いでやろう」


 返事を言う前に俺の手を握って進むシロ。その手はとても小さく柔らかかった、とてもパンチ一発で大サソリをぶっ飛ばすとは思えないほどに……。


「大丈夫ですよマスター、私もマスターの事を死ぬ気でお守りしますから!」


 そう言ってシロとは反対側の手を握ってくるクロ……。シロより大きいとは言え女の子なので俺よりも手が小さい。腕も細いしよくこれで剣とか振り回せるよな……。というより何でクロまで手を握ってきたのだろうか。


「……両手に花ですね、マスター」


 後ろを見てみるといつも通りの無機質な瞳を向けているダンジョンコア。……何故だろう視線が痛いような気がする。


「……ダンジョンコアも後で手繋ぐ?」


「それより前を向いて歩いてください。転びますよ」


「……はい」


 言われた通り前を向いて歩く。しかし、今更ながら女の子に護衛されて行動するのもどうなんだろうか……。いい加減、俺も魔法とか覚えた方がいいのかなぁ。


「マスター、危ない!」


「へ?」


 突然黒白の二人に手を後ろに引っ張られて倒れそうになる。何が何だかわからず困惑していると目の前に何かが落ちてくる……。


「……鳥の糞?」


「おぉ、すまんすまん。最近年でのう……」


 低く渋い声を出しながら目の前の地面に降りてきたのは黒色のカラス、しかしかなり巨大なカラスで全長1mほどだろうか大鷲くらいありそうだ。しかもこのカラス普通に人語を喋っている、異世界って凄いなぁ。


「暗黒鳥ではありませんか」


「おぉ、あなたはダークドラゴンナイト様。こんな辺境な地でお会い出来て光栄です」


「クロ知り合いなの?」


「私自身は面識そこまでないですけどね……」


「ダークドラゴンナイトの種族様には、いつも使い魔契約を結んで頂いております」


 なるほど、商売のお得意様というわけだろうか。見た感じこの人がここで1番偉そうだし薬草のある場所まで案内して貰うのが楽そうだな。


「俺達この山の頂上付近にある紫色の薬草を取りにきたんだけど……よければ案内してくれない?」


「おぉ、ぽよぽよ草を取りに来たのですか……」


 ぽよぽよ草って言う薬草なのか……凄い絵本とかに出てきそうな薬草名だな。


「お渡ししたいのは山々ですが……」


 そう言って口をつぐむ。何か訳ありなのだろうか? とは言えこちらもぽよぽよ草をブランのために持って帰る必要がある。


「頼むどうしてもその薬草が必要なんだ、取りに行かせてくれ」


「それがないと仲間が死んでしまうのじゃ!」


「暗黒鳥、私からもお願いします」


「私としてはいくらでもお渡ししたいところなのですが……あやつらが良いと言うかどうか……」


「あやつら?」


 正直この大きいカラスがこの山のボスだと思っていたが、どうやらもっと格上がいるらしい。


「はい……我が一族にも変異種が出たものでして」


「ダンジョンコア、変異種って何?」


「変異種とは、本来人型ではない種族が突然変異で人型になる事があります。大体は人型になると同時に強大な魔力や特殊な能力を有します」


「へー、初めて知った。じゃあ人型じゃない魔物は弱いって事?」


「いえ、そんな事はありません。人型じゃなくてもドラゴンなど元の種族自体が強い個体もあります」


「ちなみにダークドラゴンナイトは竜族に分類されますがかなり強い部類なのですよ!」


 えっへんと立派な胸を張るクロ、よしよしと頭を撫でてあげる。


「変異種かぁ……でもここで帰る訳にもいかないから話し合いとか出来ないかな」


 俺がどうしたものかと悩んでいると突然周囲に少し強めの風が吹き始めた。


「……む、旋風つむじかぜじゃ」


「どうやら歓迎してくれるみたいですよ」


 何を言っているのかわからず黒白の視線を追ってみると上空に小さい竜巻のような物が2つ浮かび上がっていた。


「……え、何あれ?」


「マスター、ダンジョンコアと共に少しさがっておくのじゃ」


「とりあえず下がりましょうマスター、変異種です」


 とりあえず言われた通りに下がってもう一度上を見てみると、小さい竜巻から2人の姿がゆっくりと見えてくる。

1人目は身長160cmほどだろうか灰色の目に灰色の長い髪をサイドテールにしてた、白い着物に黒い袴を着た和服の少女。2人目は身長140ほどで同じく灰色の目に灰色の短髪、黒の着物に白い袴を着た男の子だ。

 そして二人の背中には大きな灰色の翼が生えており、それぞれ腰に日本刀を1本ぶら下げている見た目が似ているので姉弟なのかもしれない。凄い見た目が天狗みたいだな……和服だし。


「へぇ、クイーンヴァンパイアとダークナイトドラゴンね。初めて見たわ」


「僕も初めて見たよ、姉ちゃん」


「馬鹿ね、私が初めてなんだからあんたも初めてに決まってるでしょ」


 クロとシロを興味深そうにジロジロ見ている、やっぱりこの二人って中々居ないんだな……。二人はあんまり興味なさそうだけど。


「これ、二人共。お客様だぞ」


「お客さん? こんな山の中まで何の用かしら」


「この山にあるぽよぽよ草を取りにきたんだけど……病気の仲間を助けたいんだ取らせてくれない?」


「ぽよぽよ草? あぁ、あの気持ち悪い雑草ね。あれならどれだけでも毟り取って言っていいわよ」


 あれ? 意外にも簡単に交渉が済んでしまった。気持ち悪い雑草とか言われてるけど大丈夫なのかそんなのブランに使って……。


「まぁ……そんな事より」


「ん? おわぁ!?」


 突然空中にいる翼の生えた女の子がこちらに向けて風で出来た刃を3枚ほど放ってきた。しかしそれを素手と剣で弾き飛ばすシロとクロ……。


「やれやれ、とんだ挨拶じゃのう」


「そうですね、どうやら礼儀を知らないようですよ」


 やれやれと言った感じに俺とダンジョンコアを庇い前に出る2人……頼もしいけど、いきなり冒険者を斬り殺すクロに礼儀があるのか凄いツッコミを入れたくなった。


「というか何とかしてくれよ爺さん、じ……爺さーん!!!」


 ふと爺さんカラスの方を見てみると女の子が放った風の刃が背中にざっくりと刺さっていた。見ていなかったため弾き飛ばしたのが当たったのか直接当たったのかわからない。てか躱してくれよ!


「あー! よくも僕達の長老を……!」


「あの襲撃者達をやっつけるわよ、あんたはダークナイトドラゴンにいきなさい」


「まてまてまて、どう考えてもそっちが原因だろ!」


「無駄ですよマスター、暗黒鳥という種族は鳥頭なので頭が悪いです!」


 クロなんか暗黒鳥に対して当たり強くない? そしてどうやら平和的な解決は望めそうにないようだ。


「一回強い奴と戦って見たかったのよね」


「身の程をわきまえた方がよいぞ」


「私をただの暗黒鳥だと思ったら後悔するわよ!」


 そう言って大量に風の刃を生み出しシロに向かって放つ女の子。さすがのシロもこの量はやばいんじゃないか……?


「こんな低級呪文、妾には効かんぞ」


「呪文はね、でも本物の刃は躱せなかったようね」


「……ほう、中々良い刀を使っておるようじゃな」


 自分に飛んできた風の刃を素手で弾き飛ばしていたシロだが、いつの間にか急接近してきた女の子に日本刀で左腕を肘先から切断された。


「シロー! 大丈夫か!?」


「心配せずともよい、マスターは妾の凄さを後ろでゆっくり見ていると良いぞ」


 腕を切断されても余裕な表情を浮かべるシロ……。滅茶苦茶痛そうだが平気なんだろうか、言われた通り見てみると切断された腕が瞬時に再生している。


「さすが吸血鬼、再生力が高いのね……」


「うむ、どれ刀を見せてくれた礼に妾の武器も見せてやろう。光栄に思うんじゃな」


 そう言ってシロが2つの魔法陣から双剣を取り出す。純白の剣が更に白く光り輝き神々しい……。

 そして双剣を持ち女の子に向かって肉薄する。


「妾に喧嘩を売った事後悔させてくれるわ!」


「……くっ、速い」


 双剣と日本刀で空中戦を繰り広げる二人、正直早すぎて俺の目では追いきれない。何となくシロが押してるような気がするのでクロの方を見てみる。


「……あれ? クロさん、勝負はどうなったの?」


「勝負ですか? もう終わりましたよ」


 クロの方に視線を向けると弟が地面に転がって気絶している。シロの方を見ていたとはいえ2、3分しか立ってないはずだが……。


「なんであの子気絶してるの……?」


「あぁ、暗黒呪文を何故か撃ってきたので跳ね返しただけですよ」


 呪文を跳ね返すとか強すぎない? どうやら実力差がありすぎたようだ、哀れ弟君。これにめげずに頑張って欲しいと心の中で応援する俺であった。仕方なくシロの方に再び視線を向ける。


 地面に再び降りたシロに向かって刀を振り下ろす女の子、それを双剣で防ぐシロ。鍔迫り合いが発生している。


「ほう、暗黒鳥のくせに中々やりおるのう」


「ふん……クイーンヴァンパイアって案外対した事ないのね」


「妾はか弱いからのう、どちらかと言うと呪文の方が得意じゃ……こんな風にな」


 突然地面から白い糸のような物が複数伸びてきて女の子の身体に巻き付く。どうなってるんだと思い伸びている元を辿ってみると、先程切断されたシロの腕から伸びてきていた。


「カラスの簀巻が完成したぞ。まぁ、よく粘った方じゃな中々隙を見せんかった」


「くっ……殺せ!」


「いや……殺す気は更々ないのじゃが……」


 困ったように俺の方を向くシロ。俺達はぽよぽよ草さえ取れれば良かったのだが何故命のやり取りが始まってしまったのだろう……。とりあえず簀巻になって地面に転がってる女の子に近寄る。


「俺達別に乱暴しに来たわけじゃないからさ……仲良くしようよ」


「……仲良く?」


「そう、仲良くしよ。とりあえず拘束解いてあげてシロ」


 じーっと俺の顔を見つめ続ける女の子。顔は可愛いのになぁ……何故こうも血の気が多いのだろうか。むしろこれがこの世界の普通なのかもしれない。いやだなぁ、俺は自分に被害が来そうな争いは嫌いだからな……。


「拘束を解いたぞマスター、しかしまた暴れないとも限らんから気をつけて……ってこらカラス! マスターにあまり近寄るでない!」


 女の子は拘束が解かれると立ち上がって俺の傍に近寄ってくる。とは言え敵意は感じないので大丈夫だと思うけど……。にしてもちょっと顔が近すぎるような……。


「……あのー、もういいかな? 俺達ぽよぽよ草を取りに行きたいんだけど」


「かっこいい……」


「「「……は?」」


 あの皆さん、俺が反応するより早く反応するのやめてくれません? そしてその反応はどうかと思う! そして目をキラキラさせながら俺の顔を見続けている女の子……。


「えっと……かっこいいって俺の事だよね」


 こくこくと頷く女の子、正直女の子にかっこいいと言われて嬉しくないわけがない。ニヤついてしまうが女性陣からの視線が何故か痛い。


「あの子は弟以外に人型の男と出会った事がないですから……」


「うわ、爺さん生きてたのか……」


「少し気絶していただけです」


「まぁ、生きててよかった……。もう襲ってこないみたいだし俺達頂上に行ってきてもいいかな」


「待ってて、ぽよぽよ草だよね。私がすぐに取ってくるから!」


 そう言って弾丸のように飛び出して言った女の子……。まぁ、取ってきて貰った方が楽でいいか。


「いやー、何とかなってよかったなぁ」


「……よかったですねマスター、惚れられたみたいで」


「マスターはモテるのう……」


「……いやらしいですね」


「待ってくれ、何故こんな非難の視線を受けているんだ?」


 何故だ……? 明らかに平和的な解決に向かっているのに何が不満なのだろうか……。女心って難しいなぁ。


「取ってきたわ!」


「早いな!」


 ものの数分で戻って来た女の子は両手いっぱいに紫色の草を抱え込んでいた。なるほど、これがぽよぽよ草か……。草というよりはワカメのような見た目をしている、触ってみると弾力があってちょっと気持ち悪い。


「ありがとう……じゃあ、俺達急いで帰らないといけないから」


 女の子から受け取ったぽよぽよ草を持ってきた布の袋に詰め込んで、さて帰るかと踵を返そうとしたが……。


「まって! 私と結婚してください!」


「「「……は?」」」


 だから俺より先に反応しないで! 俺も……は? って言いたいから! しかもなんで俺に非難するようなジト目を向けるんだ!


 そして人生で初めて受けたプロポーズは、唐突過ぎてどう返事をしていいのかわからなかった。目の前の女の子は確かに可愛いけど、突然シロに斬りかかる子だからなぁ……。


「えっと……何で俺?」


「一目惚れしました……」


 恥ずかしそうにもじもじする女の子……。生まれてこの方一目惚れなんてされた事ないけど存在したんだなぁ。なんてどこか他人事のように思っているがこれどうしよ。


「ふん、マスターはダンジョン経営に忙しいのじゃ。お前みたいな雑魚魔物と付き合っている暇はないぞ」


「そうですよ……。暗黒鳥とマスターでは釣り合いが取れません」


 黒白からの反論に悔しそうな表情を浮かべる女の子……。先程負けたのもあって言い返す事が出来ないのだろうか。ちょっと可哀想に思えてくる。


「ん、という事はあなたダンジョンマスター?」


「そうだけど……」


「私をあなたのダンジョンに入れて!」


「えぇ……俺は別にいいけど」


「マスター、野良魔物をダンジョンに呼ぶにはマジカルケイジが必要ですよ」


 そうだった。野良魔物を自分のダンジョンに入れるためにはマジカルケイジというアイテムが必要なのだ。しかもマジカルケイジの必要DPはその魔物の強さに比例する。


「……今のDPで足りるかなぁ?」


「暗黒鳥と言え変異種なのでかなり必要だと思いますよ。恐らく5万は必要かと」


「5万!? ごめん無理だ、うちにそんなDPはないんだ……」


 シロにすんなり負けていたのでもっと安いかと思っていたが、変異種とやらはかなりお高いようだ。


「5万DP……長老なんとか出来ないかしら……」


「仕方ないのう……蔵にある貯金を崩せば5万DPくらい賄えるぞ。社会経験で外に出ていくといい」


「やったー! という事で今日からよろしくね! マスター様!」


「俺は良いけど……」


 チラッと3人を見ると何やらコソコソ話し合っている。何を話しているんだろう、凄い怖いんだけど……。


「まぁ、よいのではないか? 戦力が増える事は良い事じゃ」


「そうですね、私達以外魔物も居ませんし……」


「DPを実質使わずに戦力増強出来るのはいい事です。受け入れましょう」


 おや、意外にも反応がよかった。確かに事実上タダで戦力増強出来るチャンスなので是非とも受け入れたい所だ。

 しかし、DPで言うと50万クラスが2人、5万クラスが1人……後DP1が1人か、戦力バランスが偏りすぎているがどうしたものか。


「ふふふん、ダンジョン入りしたからには親睦を深めてマスター様を……」


「暗黒鳥、残念ながら魔物とダンジョンマスターが婚約する事は叶いませんよ」


「なっ……嘘よ! 風のうわさで聞いた事があるわ、魔物とダンジョンマスターが結婚したって話を……」


「婚約する事自体は出来ますが、婚約するには大量のDPが必要です。所謂エンドコンテンツのため今のマスターには無理な代物です」


「うぅ……でも私は諦めない……諦めないんだから!」


 涙目になりながら両拳を握りしめる女の子。婚約とかいうシステムまであるのか、ダンジョンマスターって奥が深いな……。


「あ、そうだ……。名前付けていい?」


「はい! マスター様のお好きな名前をください!」


「……じゃあ、グレーで」


「グレー……。とてもセンスのある名前です!」


 初めてネーミングセンスを褒められた気がする。この子とてもいい子かもしれない。


「……髪の毛の色で決めているだけなのにセンスあるのかのう」


「白に黒に茶……そして灰色ですか……次は金髪でしょうか?」


「そうなるとゴールドですか、まったく人名に適していませんね」


 そこうるさいよ! 俺にネーミングセンスを期待しないでくれ! しかしそんな名前でもグレーはかなり喜んで飛び跳ねていた。とりあえず早く帰ってブランにぷよぷよ草を持っていかないと……。


「じゃあ、ダンジョンに帰るか……」


「マスター様! 私の背中にお乗りください、さぁ、どうぞ!」


「妾の方が速い上にお主じゃダンジョンの場所がわからんじゃろ。ダンジョンコアでも背中に乗せて飛ぶがよい」


 ぶーっと不満げな顔をするが大人しく引き下がるグレー。魔物は実力主義なのか早くも上下関係が出来上がっているようだ。自分よりも小さいシロの背中に乗るのは恥ずかしいし申し訳ないが仕方ない、歩いて帰るわけにもいかないからな……。

 シロの背中に俺が乗り、グレーがダンジョンコアを乗せて飛びクロは走って帰る事になった。


「ところで暗黒鳥、弟は気絶したままでいいんですか?」


「……あ、忘れてた」


「鳥頭じゃのう……」


「……弟君ぐれないといいけど」


 ダンジョンマスターですが仲間が一人増えました。


皆様のお陰で200PT到達しました、クロの番外編を作成しようと思います。


後本日(5月18日)投稿予定ですが体調不良のため明日21時に投稿させてください。

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