5.人族との戦い
よし…じゃあまずはスキルとかを色々使ってみるか!ここ見た感じ砂地っぽいし、色々やっても平気だろ。えっと…『爆弾生成』…………あれ?なにも起こらないぞ?ちょっともう一回……ほっ!あっ、出た。イメージが大切なのかな?
その手の上には、色は黒く形は丸い。そして導火線がついている。
おー…イメージどうりのものができるんだな。すごい爆弾感ある!あれ?なんかジジジって音がするんだけど…
そして導火線の先を見ると、燃えていた…
わっ!!!ヤバイよ!ヤバイよ!燃えてるよっ!ヤバイ爆発するっ…
ドッガァァァーーーン
うわー爆発したー、威力大きいよ死ぬよ死んじゃうよ、うわーん……ってあれ?痛くない、それどころかすごく気持ちいい…あっ!爆発回復か!すごい不思議な感覚だな。
「あん?何だあれ」「あれは魔物族じゃないか?」「本当だ!魔物族だ!しかも一人だぞ!」「まずはあいつから潰せー!」「「「うぉおぉぉぉ!!!」」」
やばっ!気づかれた、ん~やっぱこっち来るよね~。たださぁ、一つ言いたいことがある。
「お前ら…人族と獣人族で協力すんじゃねぇぇぇぇ!!!」
なぜ今から戦おうとしてる奴らが一緒になってこっち来るの?なに?魔物族嫌われてるの?えっとこっちにきたやつらは……人族っぽいのが30人、獣人族っぽいのが25人ってところか、ただあいつらのステータスがわからない手前…下手な戦闘は避けたいんだよなぁ、頑張って逃げようか。
選択肢は三つある!
選択肢
1.戦う
2.謝る
3.にげr「ヴゥォン!!」うおっ!
矢 が 飛 ん で き た。
ブウォンっていったよ!ブウォンって!!どうやら逃げると言う選択肢はもとからなかったようです。
いやまだだ!選択肢はまだある!
選択肢
1.戦う
2.あやまr「ブッワン!!!」ヒッ!
斧 が 飛 ん で き た。
ブッワンっていったよ!ブッワンって!!あれ?さっきも言わなかったっけ?とにかく謝るという選択肢もないそうです。
戦えって…あれと?あいつらと?あの目が血走ってるあいつらとぉ?へっ!そんなのいy「ヅッガーーン!!!」ぎゃぁぁぁーー!!
ハ ン マ ー が 足 元 に 飛 ん で き た。
わかったよ!やるよ!やればいいんでしょう!?
俺は足元にあるハンマーを持ってみた、そうしたら案外軽く持てた。ふっふっふ…さっきのお返しだ!
「うぉおぉぉぉりゃあぁぁぁ!!!」
俺はハンマーを全力で投げた。
ぴゅゅゅぅぅ……どん!!ぐちゃぁ…
「うわっ!」「なんだ!」「あ……」「「「兵長ぉぉぉぉぉ!!!」」」
あ、つぶれた…なんかすいません。
ところで兵長?兵長って…リ〇ァイ兵長?
「貴様ぁぁぁ!!!よくも兵長を!!!もう許さんぞぉぉぉ!!!」
いやいや先に襲ってきたのはそっちだろ。
「貴様はこの、ラヴェル王国副兵長!トルブォーが相手だ!!」
えぇぇぇ!?何ですかそれ、理不尽じゃないですか?こっちはただスキルの練習をしてただけなんですが!?
「あのー!俺スキルの練習をしてただけなんですが!?」
「問答無用ぉぉぉ!!!」
えぇぇぇ!そんな馬鹿な!?くっそ~、何でいきなり戦わなきゃいけないんだよ……しかもいきなり一国の副兵長ってふざけてんの!?くっそー、剣を避けるだけで精一杯…というほどではないけどきつい。
トルブォーの使ってる剣はよく西洋とかにでてくるようなやつで、他に盾でを持っていて、軽い鎧。って感じか。こいつに勝てるのかなー
(どうも女神です。)
うわっ!「うりゃあ!」突然なn「はっ!!」ですか!?
(少し様子を見にきただけです。えーと…はい、まあ大丈夫でしょう。)
えっ?「てりゃあ!」何が!?
(まあ頑張ってください。)
えぇぇぇ!?「ぐりゃあ!!」それだけ?「てい!」他になんもなし?ってy「がりゃあ!!」うかさ、あの鏡何?突然っ「ぴゃぁあ!!」こんなところにきちゃったん「いゃぁぁ!!」こいつしつこい!!
(あの鏡?突然ここに?ええっと…
あっ!あれですか!!)
あれ?「くゃあ!」あれって何?「こぉぉぉ!」
(今説明しますうっさいです。(すいまっせん!)うっさい。あれはですね、昔に存在した魔王討伐を図った大剣豪いまして、そのものがとても戦闘狂だったのです。私もあの人のせいで何度も生態系が崩されましたよ。)
そんなば「きぃぃぇぇぇ!」けものがいたのか…
(その者がある時、ある科学者に依頼をしたのです。『どんな争いの場にでもいけるアイテムを作ってくれ』と、そしてその科学者はあの鏡を作り出した。そういわれているものだったはずです。)
まじか……そんなのだったのか。「貴様!さっきからなぜ攻撃しない!」ってことは戦争を止めたい俺としてはとてもいいa「さっきから無視をするな!」イテムだな!
(まあそれはいいのですが…)
ん?どうかしたか?
(さっきからそこの人がずっと攻撃してますけど、いいんですか?無視して。)
え?「貴様いい加減にしろよぉ!」あぁそうだね。
「あ~ごめん忘れてた~(棒)」
「もう許さん!」
トルブォーは剣で切りかかってきた。大分早いが避けられないことはない。俺は確実に剣を避ける。すると、俺は吹き飛ばされた。
ドッガァァァン
「え?」
なぜやられた?確かに剣は避けたはず、なのになぜ?するとトルブォーは、あたかも盾で殴りましたといわんばかりに立っていた。
「俺を舐めるなよぉ?」
「くっそまじか!」
俺は今結構焦っている、まさかの初戦がこれか……でもなんだろう、負ける気はしない。
俺は一つ手榴弾を作り出す。すると俺の脳に流れ込んでくる。爆弾の使い方、基礎からその応用まで。
「わかる、どう動けばいいか、どう戦えばいいか。この戦い、俺の勝ちだ!」
「っ!貴様ぁ…調子に乗るのもいいかげんにしろ!」
「調子に乗ってるかは、戦えばわかるんじゃないっ?」
俺はトルブォーに向かって走り出す。トルブォーは剣を構えていた、俺はトルブォーに手榴弾を投げる、その手榴弾はトルブォーの目の前で爆発する。
「くっ!何だこれは!前が見えない!」
俺はその隙見てジャンプし、トルブォーの上に来ると大量の手榴弾を作りだし、それを全てトルブォーの真上落とした。すると…
「ふんっ!!」
トルブォーはそれを全て盾で吹き飛ばしてしまった。トルブォーがこちらを向いてどや顔をしてきた。
「なんちゃってっ!」
俺は手榴弾を落とした直後にトルブォーの真下にいたのだ、俺はトルブォーにどや顔し返してやった。それと同時に、先ほどの倍の量の爆弾を生み出した。
「なっ!」
その爆弾はえげつない爆発力になり、爆発回復を持つ俺でもその爆風に吹き飛ばされるほどだった。
「ふぅ、これでどう……だ?」
その質問にたいする答えは、帰ってくることはなかった。なぜならその兎の目には爆弾による力によってクレーターと化した地面と、ついさっき戦っていたトルブォーの肉も血も骨も蒸発して着ていた鎧だしか残っていなかったからである。
更に周りにいた他のやつらは体が半分吹き飛んで死んでいるやつと腕や足だけがなくなっているにもかかわらずまだ生きたまま苦しそうにしているやつもいた。
歩かにこの爆発に巻き込まれなかったやつは恐怖にうち震えていた。
「ばっ…化け物だっ」「ひぃぃぃぃ」「にっ、逃げろぉおぉぉ!」
「「「うわぁぁぁぁぁ!!!」」」
兵士たちが逃げていく、それから数分後その周りにはなにもいなくなった。俺は一人、そのクレーターを見ている。
「何でだろうな…人間を殺したのに、涙の一つも出やしない。やっぱり、この体が原因なのかな……まあ、いい気持ちはしないけど。」
俺はこうして、異世界初の戦闘で人を殺したのだった……