4.鏡の奥には…
8/17 内容を編集しました。
9/23 ステータスに称号を付け足しました。
………んっ、ここはどこだ?
気がつくとそこには森が広がっていた…ってことは、ここ異世界!?
夢だと思っていたけど、本当に来ちゃったんだ…ありがとう女神様、貴女のこと一生忘れません…
(そうですか、それは嬉しいですね。)
うわぁぁ!!!ビックリした~、え?待って、もしかしてこっちの世界でも女神さまと会話ができるの?
(はい、できます。なのでこれからもなにかがあったらこうして連絡するので、まぁ頑張ってください。)
おぅ、任せろ!
(調子には乗らないでください。)
はい…すいません。
(それでは私は忙しいので、さようなら。)
ふぅ…まぁとりやえずたまには女神様と連絡がとれるみたいだな。ただし今の俺には一つ大きな問題がある!それは!!
「ここどこ?」
というわけで俺は森のなかをさまよっているわけですが…いつまでたっても人のひの字も出てこない、あとずっと気になっているのがあってですね。なんか周りの木が大きく感じるのですよ。あと周りの音もしっかりと聞き取れるし…そういえば女神様には魔物族で転生するって言ったんだっけ…ってことは今の体は人間ではない!?よく考えると体が、毛深い…ちょっとどっかに鏡か水溜まり無い?
すると遠くに湖が見えた。俺はそこに走っていき自分の体を確認しようとした。しかし、その湖は腐っているかのような色をしていてとても体を確認できるものではなかった。
するとそこに一匹の衰えた兎がやって来て、
「酷いものじゃろう、じゃがな…昔はもっときれいでの、水の女神様が住んでいるといわれていたのじゃよ。じゃが今ではこの有り様、それもこれも、全て戦争が原因なのじゃ、戦争さえなければのぅ。」
ほっほっほっほと笑いながらどこかへ行ってしまった…
いやいや待ってー!!俺を一人にしないでー!!!俺はその老兎?の向かった方向に向かって走り出した。
するとその先には大きな城があった。それはまさに神秘的なもので、まさに異世界を連想させるものだった。
…………はっ!しまった見とれてた!しかしここに城があるということは誰か人はいないかな?とりやえず城の周りの城下町っぽいところにいくか。
俺は城下町に来ていたが、ただただ呆然と立ち尽くしていた。
なぜかって?そりゃあ二足歩行の兎がまるで、人間みたいに話したり歩いたりしてるんだぜ、よりゃビックリするだろ。ただ一つ気になることがある。こいつらは明らかに体が小さい、見てわかるほどに、なのに…俺目線同じなんだが!?よし、鏡を探そう。
~30分後~
見つからない…どうしよう、どこにも鏡が無い!もう諦めるか…
「君どうしたの?さっきから何か探しているようだったけど。」
あっラッキー、この兎に教えてもらおう。
「あの、鏡のようなものを探しているのですが。」
「ん?アハハハ、それなら見つからないよ。」
「何でですか?」
「だってずーっとこの店の周りをくるくる回ってるじゃん。鏡はあっちの店だよ。」
その兎は、今まで歩いていた方向の正反対、全然違う方向を指差した。というより俺、ずっとこの大きな建物の周りをずっとぐるぐる回っていた。俺ってもしかして…
「君って方向音痴?」
くっ…認めたくない…
「まぁ、ありがとう。助かったよ。」
「うん、どういたしまして。」
よし!!これでようやく自分の姿を確認できるっ!
そして俺は店に向かった。その店には壁一面に鏡があった。その鏡で自分の体をじっくり見た。
その毛並みは荒々しさと滑らかさの両方を兼ね備えていて、色は灰色と白が所々にある。そして兎だな、なんか悲しい…でも少し可愛いかもな、悲しいけど!!
そんなこんなで俺は自分の体を確認できたわけだか、どうしようか。
(戦争はどうした戦争は!!!)
うわっビックリしたー、てゆうかどんどん扱いが乱暴に…
(っ!五月蝿いです。とにかく戦争を止めてくだs「うわー、鏡綺麗だなー」…切れますよ…)
「すいませんでした!」俺はそう言って店の外に出ようとした。すると俺は足を滑らせお店の鏡にぶつかる…
はずだったのに、なぜかぶつからずにそのまますり抜けてしまった。
気がつくと、目の前には人と獣人族のようなもの同士が武器を持ち、今にも暴れだしそうな雰囲気のところにいた。
えー…ちょっとまって、どゆこと?さっきまで俺鏡の前にいたよな、でもここは…どこだ?でもあそこにいる奴らの雰囲気的にパーティーやるような空気じゃないよな、どっちかというとレッツ!パーリータイム!!!を殺りそうな感じだよな。
これってもしかしなくても………戦争?確か俺はこれを止めるんだよな。
いやまてよ!!俺戦闘の経験無いんだけど、前世でも武術なんて習ったこと無いし。そうだ!こういう世界といえば、ステータスと念じればステータスが見れるはず。よし!
『ステータス』
うっしゃあーー!出たよステータス、出ちゃったよーステータス!!じゃあ確認するか。
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名前:バク・ブレイブ
種族:第七魔物族
職業:爆弾使い
Lv:1
HP:500
MP:300
攻撃力:500
防御力:300
素早さ:700
魔力:300
スキル
爆弾術 MAX
魔法
爆発魔法 神級
固有スキル
爆弾生成
爆発回復
称号
元英雄
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これはどうなんだ?強いのか?てか名前変わってるし…まぁ名前はいいとして、能力はそのうち誰かに聞こう。
能力は素早さ特化なのかな?じゃあスキルとか一つずつ見ていこう。
爆弾術、これは爆弾を扱えるようになるってことか?でもMAXってなんだろう……すごいことはわかるけど、より爆弾の扱いがうまくなるのかな?
次は魔法か、爆発魔法…神級!?それはすごくないか?神でしょ神!!でもどんな魔法が使えるんだ?
そう考えていると、膨大な量の魔法の情報が流れ込んできた…
なるほど、やり方はわかった。どうやら神級になると全爆発魔法が使えるようだ。ただ問題がある…今の魔力量じゃあ神級が打てない。
どうやら魔法には階級があって、下から下級、中級、上級、極級、魔王級、神級という順番だ。しかし、俺の魔力量では上級が約2発、中級約30発、下級約100発というところだ。なので極級から上は打てないのだ。
つまり宝の持ち腐れ!!!
まぁレベル上げれば打てると思うけど。
じゃあ固有スキルってのを見てみよう。そこでこの爆弾生成が気になる、まあ文字通り爆弾が作れるんだろうけど。何か素材を使うのか、何か制限があるのか、何のデメリットもなく作れるのか、どんな爆弾でも作れるのか、これが気になる。だが無限に作れるのだったらかなりチートだけど、どうなんだろう…あとで使ってみるか。
そして爆発回復だな、これも文字通り爆発を受けると回復するならこれもチートだぞ、だって爆発魔法と爆弾生成を組み合わせたら死なないじゃん。まぁ戦争止めるならこれくらい無いと無理か。
あとこの称号ってなんだ?元英雄?よくわからん。
そんなことをしている間に人族と獣人族っぽい奴らがぶつかり始めたな。じゃあこの能力がどのくらい強いのか、試してみるか。
少し話が唐突すぎたり変だったりしないでしょうか?もし何かあったら感想お願いします。