10.ようやく町へ……
この前友人から、
更新遅いからな~ε=( ̄。 ̄ )
と言われてしまったので、更新早くできるよう頑張ります(^o^)
「どうするんだぁぁ?」
俺達は今目的の町イージスに到着し、町の中に入ろうとするが門番に止められてしまっていた……その時!
「ちょっと待ったぁぁぁ!!!」
俺達が驚いて振り替えると、そこにはフードを被っていてその隙間から見える青い髪と目、身長は150cm位で子供のように見える人物が立っていた。
ガキか……まぁ俺の身長も135cm位だけど……
「全く……助けようとしてるのにガキ呼ばわりは無しでしょう。」
「っ!」
「まぁそんなことより、門番さん!ちょっと聞いていいかな?」
「んだこのガキ、あっちいってろ!」
「まぁまぁ門番さん、ちょっと落ち着きなよ。それでさ、さっきいっていた仮身分証発行にお金がかかるようになったって本当?」
「あ!?あぁ、そうだよ。」
「へーそうなんだ~でもさ!たしかその条約って絶対に解除しないってお話じゃあなかったっけ?」
え?そうなの?
俺がそんな目で門番を見ると、「ギクッ」みたいな反応をしていた……あれ?今一瞬ギクッって効果音が聞こえなかった?
「そっ、それはだな!ちょうどこの前町長会議で決まったんだよ~」
「え?会議かあったんだ……」
「そう!そうなんだよ!だから金を払ってもらわないと「たしかさ」へ?」
この少年が門番の言葉に割り込んで口を開いた。
「君達門番の仕事は他種族への贔屓や嫌がらせは発覚した場合はクビになるんだよね……」
「ヒッ!そうです……」
突然少年の雰囲気が変わった、声が低くなりどこか闇を感じるような……そんな声だった。横をみるとマリさえも怯えていた。
「君は僕が誰か分かるかな?」
「へ?い、いや知りません……」
門番敬語になってる……そのくらい凄い圧力なのだ。
「僕は第十五代目ギルドマスター長、ギルド『白銀の龍』のトップにして全国のギルマスのリーダーにして世界の中心に位置する町イージスの町長と同じ権限を持つ者……」
「まっ、まさか!貴方は!」
周りがざわつく……え?何者なんだ?なんか凄い人っぽいけど……
「イージスギルドマスターの『キャルト・シュベルト』だ。」
「そっ、そういえばしばらく町から離れていたとか……」
えぇぇぇぇ!誰?
「なぁマリ、キャルト・シュベルトって誰?」
「え!?知らないんですか!?世界の全人口が知っているレベルですよ!」
「へーそーなんだ~(棒)」
「聞いといてその反応はないでしょ!」
確かにこの反応はあれだよな、まあいいや。
とにかくそのくらい有名らしい。
「それで俺のいないところでなんの連絡もなく会議が行われて決められたと、君が言いたいのはそういうことか?」
「い、いえ違います。」
「じゃあ何で門番さんは仮身分証発行にお金がかかるっていってたの?」
また明るい表情で子供のように言った。
「すいま……せんでした。自分…がすべて悪いです。」
「ようやく自白したね。悪いことはダメですよ。」
「「「おぉぉぉぉ!」」」
列に並んでる人から拍手喝采が起きた。
「それじゃあこの人を門番長のところにつれていくから、ちょっと待っていてください。」
「あぁ、わかった。」
「列に並んでいる人もすいませぇん、もう少々待っていてくださぁい。」
後ろの列の人達は頷き了解した。
それから15分ほど後にキャルトが別の兵士を連れて帰ってきた。
「迷惑をかけてすいません、では受付の続きをどうぞ。」
そう言ってキャルトは町の中へと消えていった。
「じゃあまずは君達からだね。」
「あぁ、お願いします。」
「よろしくお願いします。」
はぁぁぁ……ようやく受付ができる。長かった、無駄に長かった。
「まずは君達は仮身分証を発行したいんだっけ?」
「あぁ、よろしく。」
「そっちの嬢ちゃんは?」
「私は奴隷です。主人が死んでしまって。」
「あぁそうかい、じゃあ後で奴隷商人のところに送るから、ちょっと待ってて。」
「はい、わかりました。」
ん?どゆこと?どゆこと?
「あぁ、奴隷は主人がいなくなるともう一度奴隷商人のところに戻るんですよ。」
「なるほど……え!?ってことはここでお別れ!?」
「はい、そうなりますね。」
まじかぁ……このあと一緒に行動してギルドとか行ったり町めぐったりするテンプレ展開かと思ったのに!
「えーと、もういいかな?後ろの列が詰まってるからさ。」
「あ!ごめん、じゃあお願いしますわ。」
「なんか偉そうだな~まあいいや、とりやえず軽く質問するから。」
質問か、なに聞かれるんだろう……
「じゃあまず名前は?」
あ、名前どうしよう。この名前神話の話の名前なんだよな……これ言ったらバカにされそうだしぃ、ん~……あ!
「緑川です。」
どうだろう?昔の名前の名字を使ったんだけど……
「ミドリカワね了解。」
よかった!通ったよ!
「じゃあ仮身分証発行するからちょっと待ってて」
「え?名前だけでいいんですか?」
「そうそう、俺も初めて聞いたときはビックリした。まあ要するにどんな人でも気軽に集まれる町を目指してるんだってさ。」
まぁよかった、あんまり詳しく調べられると困るからな。
「よし!できたぞ、とりやえずこの身分証を持ってギルドにいって冒険者登録するか、宿屋の施設の一貫で市民登録ができるから三日以内に正式身分証発行しといて。」
「わかりました、色々ありがとうごさいます。」
「いいってことよ、とにかく早く行きな、邪魔。」
邪魔って、酷いな。まぁとにかく、何だかんだあったけど取りやええず町に入ることができました。
無事に町に入れたぁぁぁ……( ´△`)
次回から町巡りしたりギルドでワーギャーできるかな~?と思います(^-^)