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Bomber rabbit 『爆弾ウサギ転生』  作者: バクうさぎ
一章 Bomber rabbit爆誕
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1.地球滅亡

初投稿です。話がおかしかったり誤字脱字もあると思いますが、よろしくお願いします!

 2500年、この年は世界全体で開かれる一大イベントが開催される年だった。


そう、そのはずだった。


時は遡って2470年、この時代の技術はとても進歩している。空飛ぶ車や宇宙旅行もできるような、所謂未来の世界を題材にしているアニメのような世界だ。


俺の名前は緑川 爆(みどりがわ ばく)、科学者をやっている。年齢は25歳だが18歳のような見た目とよく言われる。

俺はいつものようにテレビを見ているとあるニュースが目にとまった。このとき、全国で2500年の世界規模の一大イベントが発表されたのだった。この事はすぐに国民全てに知れ渡り、テレビのどのチャンネルをつけてもこのイベントのことばかり、みんなが2500年を待ち望んでいた。


世界の国々が協力してそのイベントに向けて準備を進めていた。


そう、順調だったんだ。あの事件が起こるまでは………………





 俺は一人の科学者だったが、特に何も実績を残せていない。そんななにも起こらない日々、そして俺はいつも通り研究所に向かっていた。すると突然黒づくめの男に声をかけられた。


「お前にある研究を頼みたい。」


俺は嬉しかった、今まで何もやれなかった俺が、やらせてもらえなかった俺が人に頼まれたのだ。俺はその研究喜んでを受けた。

頼まれた研究は新しい爆薬の開発だった、この男は2500年のイベントに使うといっていた。

開発のための材料や機器はしっかり揃っていたので、そこそこ順調に進んでいた………………

その黒ずくめの男は、今までの火薬より威力が高く、少量で使えるような物を作れということらしい。

理想は爆弾で例えると、手榴弾のサイズで、原子爆弾の十分の一の威力とのことだった。

本来俺は、ここで気がつくべきだったんだ。その依頼が明らかに怪しいことに……


しかしなかなかそのサイズでその威力の再現はできなかった。

だかそれは2480年に完成した。俺はとても上機嫌で飛び跳ねそうなくらい嬉しかった、俺は早速黒ずくめのところに向かった。


しかし、俺はその道を歩いている途中、何かに口を押さえられたと思うと突如意識を手放した……………


目が覚めると、俺は檻の中にいた。


なぜ!どうしてこうなった!!


そこに一人の男が現れた。背が高くて体は細く、中性的な顔立ちで眼鏡をかけている。


「やぁ~初めまして爆くん。僕はある組織のトップ、風野 双牙(かざの そうが)だ。」

「その組織のトップ様が何の用だ!」

「ひどいな~その呼び方、普通に双牙でいいよ~それと僕は君にお礼を言いたかったんだよ~」

「礼?」

「そう、君の作ってくれたイベント用の…いや………」


双牙は、一気に雰囲気を変えてこう言った、俺が今一番言われたくなかったこと、


【君が作った戦争用の爆弾兵器を……】


俺は膝をつき泣いた、全力で泣いた。泣いてすむことじゃないのはわかっている、けれど泣かずにはいられなかった。そんな俺を見下ろしながら高笑いしている双牙を見ると無性に怒りが込み上げてくる。しかしその感情を越える悲しみに呑まれ、手を出せずただただ泣き続けた。




それから俺はその部屋に監禁され続けた。だかその檻のなかではある程度のことはできたご飯は1日三食洋風の朝食、昼食、夜食がだされていて、テレビもあったのであまり生活は辛くはなかった。

ただ毎日テレビをつけ、ご飯を食べ、テレビをつけ、ご飯を食べ、それが毎日続いていた。そんなある日ニュースで世界各国で戦争が起きているという情報だった。さらにその戦争の原因は………俺が作った火薬によって作られた爆弾が原因だった。一つの国がその爆弾を使って戦争を起こし、それが波紋のように広がって世界全体での戦争になったのだ。


俺は唖然としていた。俺が作ったもので世界が戦争?もう訳がわからない。そこに双牙(あいつ)が現れた。すると、にやけ顔でこう言った。


「どうだ~い、自分の作ったもので世界が争う気分は、世界が苦しむ気分は、世界が壊れる気分は………」


ハッハハッアハハハハハァァァァァ


そんな笑い声が俺の脳を駆け巡る………双牙(あいつ)の声だ。

いつから狂った?ちょっと前までは普通の人間だった、普通の生活をしていた。どこから狂ったんだ?俺の人生は………そうだ、誰かに認めて欲しかっただけだった、それだけのはずだった、大人になってからは誰も認めてくれない。そんな世界でただ認めて欲しかったそんな欲望のために、俺の人生を、みんなの人生を、世界を狂わせた。


「君は世界を壊した…だから君はこれからこの世界が壊れていくのを見続けるんだッ ハッハハッアハハハハハァァァァァ」


それから俺は淡々とテレビを見続けた。


世界がどんどん壊れていく…人々の戦争で世界の自然が破壊されていく、しかも今回の戦争は昔の戦争とは技術も規模も違いすぎる。


地球が壊れていく、大地は大きくさけ、空はどんどん黒くなり、空気は淀み、人が生物が死んでいく……


本当だったら世界中が盛り上がり、幸せに満ち溢れていたはずの2500年俺のせいで、世界は地球は………









【真っ黒く、ドス黒くなり、世界は、地球は、滅びた……………】

どうだったでしょうか?

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