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眠れない夜は

作者: 夏目泪

眠れない夜につらつらと思うこと。

去年病気をして以来、睡眠導入剤のお世話になっている。フルニトラゼパムという中程度の強さの薬だ。しかしさすがに一年以上服用していると体が慣れてしまったのか、薬を服用してもなかなか寝付けないことがある。

今夜もベッドに入ってから小一時間経っても眠れないので諦めてつらつらと考え事をしている。

身体の左側を下にして胎児のように丸まっていると、冷えきった爪先が徐々に暖まってきた。このまま目を瞑っていればいつの間にかコトリと眠りに落ちて気がつけば朝になっているのだろうな、と思いつつ眠れないじれったさに思わずiPhoneを手に取って思いつきをメモしたり。そうして益々眠りが遠ざかっていく。

眠れない夜はやけに人恋しくなるのは何故だろう。

想う人が側にいないから?冷えた爪先が孤独を感じさせるから?

人を想うことはこの上なく甘く胸が痛い。それでも想うことをやめられないのは痛みが甘さをさらに強くするからなのかもしれない。

そんなことを考えながら、また私は目を閉じる。眠れない人たちの孤独な夜が早く終わるよう願いながら。


拙作をお読みくださりありがとうございます。

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