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愉快なお寺  作者: モチ
2/2

スーパーへ 2

スーパーへ の続きです。

寺からスーパーまで人間の足でいけば10分もかからない距離だ。

しかしフクロウが歩いてとなると、かなりの時間がかかる。飛べないからねー。

「まじ疲れた…ギブ…ギブ…」

寺を出て15秒、早くも体力がなくなったホワン。

アリがホワンを追い抜いていく。

「アリってあんな速い生き物だったか?

下等生物が……この俺を抜くとは……

ゼェハァ…水…水…」


寺 スケノの部屋

『 新商品! ゴキブリの形をしたチョコ

本日発売です!!! 』

「ホーウホーウ……

そういや、ホワンのやつ途中で

死んでないかな。

助けてやるかな。 」

『チャラランラーン 』

誰かが玄関にやってきたらしい。

「み…水……」

ホワンだった。

水分補給の為に頑張って寺まで帰ってきたらしい。 半分白目状態。

「 ……お前、ちょっと痩せた…?

ホーウ? 」

「水………」

「あっちホーウ」

井戸を指すスケノ。

ヨロヨロとワカメのように向かう

ホワン。

「仕方ないホーウ…

秘密の安全な道を教えてやる

ホーウ………チッ 」


ベシッ


「痛ェ ホーウ! 何すんだホーウ!」

ホワンの放った石が眉間にヒットした。

「 始めっから教えろやボケェ!!」

眉間を涙目でさするスケノ。

「近道だからダイエットに

ならないホーウ!!」

「そのとーり!!」

突如、床を突き抜けてプレーンの首だけが現れた。

「ぎゃああアァァァァ!!!」

絶叫するホワン。

「ホーウホーウホホーウ」

眉毛を上下に動かすスケノ。

「 スケノ、だがな〜 デブバードの

ホワン君には無理だ。」

「なんだデブバードって!!」

「意味を考えなければちょっと

かっこよく聞こえるホーウ 」

「デブバード!!

俺がついていってやるから

行くぞ!! スーパーへ!!」

「てめー いつかフライドチキンに

してやる。」

不吉なことをボソリというホワン。


安全な近道というのは、寺に住み着いて

すぐにスケノがどういう手を使ったのか知らないが寺から行きつけの店までをトンネルでつないだものだ。 プレーンも手伝おうとしたが、なぜか「 オラに任せろホホーウ……」 とキメ顔で断られたらしい。そして黒のサングラスをつけていたとか。


「 こっちさ。

ついて来るんだ。

デブバード。 」

「 わかったよ。

未来のフライドチキン。 」

庭にある大きな池の近くに

直径50cmほどの井戸がある。

どうやらスケノはそこにトンネルを

作ったそうだ。

「 それにしても

どうやってスケノは

掘ったんだ……? 」

「 いいから

行こうぜー。」



「 驚いたな。

まさかの5分。 」

「 先々週までは

歩きだったはずだが…

トロッコになってる…」


倉庫にある秘密の隠し扉。

そこから現れる二つの影。


二つの影はゆっくりと

お菓子コーナーへと向かう。

ビービービービービービー⚠️


「 あ……

ばれた。^_^」

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