なろうファミリーの温泉旅行番外編/河美子さん編(200文字小説)
旅行から帰った翌日に宅配が届いた。
中身はもちろん伊豆のお土産。
早速、鯵の干物を1枚取り出した。
お酒は地元、高知の“酔鯨”。
鯵の干物をつまみながら一口すする。
「美味しーい!この一時がたまらないのよね」
いい気分になったところで息子が帰って来た。
仕方がないからもう1枚焼いたわ。
今度は主人。
「はいはい、解かりましたよ」
私の楽しみがどんどん減って行く。
やっぱり、こういう事は誰も居ない昼間にやるべきだったわ。