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環の場合2

なんでこんなメンドクサイ内容になったのかな、と目がウツロになりつつも投稿。


しかも、またもやENDマーク入れ忘れてるし(同日訂正しましたよ)

 じゅるるっという行儀の悪い音を立ててストローを吸い上げ、たまきは氷だけになったグラスをテーブルの上に置いた。

 外の気温は三十度。殺人的な暑さではないが、じっとしててもじっとりと汗が出てくるような気温だ。さすがに冷房を入れているが、温度設定は二十八度なので、過ごしやすいとは言い難く、冷たい飲み物を欲してしまう。

 口の中に入ってきた液体は、既に水っぽい、梅の香りと味がはるか遠くでしているようなシロモノだった。まだ残っている氷が融ければ、多少は飲む部分が出来るだろうが、その頃にはもう水以外の味はほとんどしないだろう。

 なんとなく頭の片隅でそんなことを考えながら、環はじっと兄を見ていた。長兄のはるかは、床に座ってソファに凭れて本を読んでいる。その横にシェットランドシープドッグの鉄子が寝そべっていた。

「……なに?」

 環の視線に気付いた悠が顔を上げた。

「……ううん」

「……?」

 なんでもない、と首を振ると、悠は怪訝な顔をして、再び読書に戻った。

 わずかに耳をそばだてて気持ちよさそうに床に寝そべっている鉄子を環は見つめた。先程までは横に開いていたが、悠が声を上げた瞬間に耳を立てたのだ。目は閉じたままだが、耳は音は拾えるように、左右別々の方向に向いている。

(……ちぇ)

 環はグラスに手を伸ばし、じゅるっと吸う。わずかに融け出ていた液体が口の中に入ってきたが、やはり味はほとんどしなかった。



 時計を見るともう四時だった。

 土曜日の午後のゆったりと流れる時間を、悠は読書で、環は宿題をして過ごしていた。それもほとんど終わったところだ。だが。

「散歩に行くには暑いよねえ」

 秋の終わりから春にかけてなら、鉄子を散歩に連れ出すには丁度良い時間帯だが、七月の晴れた日にはまだまだ早すぎる。もっと遅く……陽が沈んでアスファルトの温度が下がってからか、あるいはもっと早く……早朝でなければ、犬には暑すぎる。アスファルトそのものの温度が上がっていて火傷しそうに暑いし、その輻射熱が人間よりもはるかに体高が低い犬には影響を与え過ぎるのだ。毛色が全体的に黒っぽいのも、熱を吸収しやすく、熱中症になり易い。

 加えて、鉄子はかなりの老齢で、犬種の特徴として被毛が厚い。もともとが寒い地方が原産の犬種なのだ。

「だね。まあ、朝行ったから、今日は別にもう行かなくてもいいよ」

 悠は環の言葉に律儀に返事をし、そっと鉄子の頭を撫ぜた。何故か尻だけを悠の太ももにつけてフセを崩した体勢で寝ていた鉄子は、鼻先を彼に向け、手が伸びてくるタイミングで耳を開く。それは誰が頭を撫ぜる時でもする仕草だった。

「……朝って、何時?」

 環が起きたのは六時半だ。そのあと出かけた様子はなかった気がする。そしてその後で行ったとは考えられない。

「五時前。さすがにまだ涼しいよ」

「……そんなに早く出てたの?」

 去年までは、もっと遅い時間だったような気がして、思わず訊いた。

「あんまり暑過ぎると足取りが遅くなるから、ちょっと試しにね」

 その年齢のためか、鉄子の歩みはかなりゆっくりになってきている。息が上がるというほどではないが、無理をしない範囲で、足腰を鍛えているのだ。介護に困るようなサイズではないが、それでも自力で歩ければ鉄子自身の意志で、好きな時に好きな場所へ歩いていける。本当に歩けなくなった場合は、出来る手助けはする予定だが、多少のトレーニングで筋力が維持できるのなら、それに越したことはない。

「どうだったの?」

「うん。結構いいかんじ。明日から当分は四時半起きにしようかと思ってるところ」

「うわー」

 五時半ならまだしも、四時半なんて、まだ夜だ。環は鉄子のためといえどそんなに早起きはできない。

「うん」

 悠は苦笑を返す。

「だから、当分は俺が散歩行くよ。俺が行けない日は、六時台でもいいと思うよ。暑いって言っても、まだそんなに暑くはないし、アスファルトも焼けてないし」

「……け、検討します…」

「そんな無理しなくてもいいって」

 悠はなんでもないことのように言って、読書に戻った。

 こういうところが敵わない、と環は思っている。母が亡くなってからは、家族の中で鉄子に対して一番優しいのは悠だ。そして一番努力しているのも悠だ。悠の鉄子に対する態度は、決して過保護ではない。だが、配慮はする。人間側に寄り易いように配慮する。すぐに犬側に寄って行く自分とは大違いだ。

(それが結局そういうことなんだよね…)

 鉄子はいつの間にか四肢を投げ出して横になって眠っていた。が、尻はまだ悠の太ももにくっついている。時折前足で空を掻く。今は振っていないが、しっぽを振ることもある。おそらく夢を見ているのだろう。

(いいなあ…)

 環はそっと息を吐いた。



 悠は環のことが羨ましいと言う。悠には、鉄子やよその犬がなんと言っているのか判らないから、らしい。理由を訊ねたらそんな感じのことを言っていたので、彼女はそれを信じている。

 しかし、環は別に鉄子や別の犬が人間のようにしゃべっているように聞こえるわけではない。よく「鉄子が○○と言っている」というような言い方はするが、実際に何かをしゃべっているのが聞こえているわけではないのだ。ただ、その仕草によって、犬が何を訴えているのかどういう気持ちなのかを察することができるだけだ。環からしてみれば、悠も、次兄の円も同じようなことはできている、と思う。

 だが、本当に自分が犬たちの気持ちを察することが出来ているのだとしたら、おそらくそれは、環が先代の茶子に育てられたからだと、彼女は思っている。茶子は、兄二人にはただの家族として接していたが、環に関しては自分の子供のように接していたらしい。あくまで母曰くだが。それゆえ、兄二人よりも、犬との接触が多少濃いものだったことは間違いないのだ。

 だから多少判るだけなのだ。環にとっては、全然大したことではない。

 が、悠にとってはとても羨ましいことらしく、鉄子の気持ちを言い当てた時などは、ごくたまにだが、わずかに不機嫌な顔をしていることもあった。

 もちろん悠はただ不機嫌になるだけではなく、鉄子を観察し、犬の行動学系の本を読み、気持ちを読み取れるように努力もしていた。環からしてみれば、ただ犬の気持ちが判るだけの自分よりも、努力をしてしっかりと知識を蓄えている兄のほうがスゴイと思う。亡き母にしても、犬が好きで犬のためにと努力を怠らずにいた。環にはとうていできない。

 羨ましいのは、むしろ自分だ、と彼女は思うのだ。

 犬にとっての自分は、ただの遊び相手に過ぎない。鉄子にとっても茶子にとっても、もしかしたら、同じ犬と思われていたかもしれないとさえ思う。

 だが。

 鉄子にとっての悠は、信頼に値する人間なのだ。

 兄妹でなんとなくいる時、鉄子は必ず悠の傍にいる。椅子に座っている時はその足元に。床に座っている時は自分の身体のどこかを必ず悠にくっつけて。

 その理由が、悠の努力の結果かどうかは判らない。判らないが、悠がいる限り、鉄子はかならず彼の傍で寝たがるのは間違いないと思っている。

 それが、かなり悔しい。



「ねえ、リーダーって何?」

 ふっと思いついて、環は悠に聞いてみることにした。

 リーダー、アルファ、ボス…。似たような言葉で言われていること。

 ――犬のリーダーになれば、犬は言うことを聞きます。

 悠は……悠と園子は、その言葉をとても嫌っていた。春の古屋の犬のときも、そんな話が出ていた。

 が、鉄子にとっては、悠は「リーダー」なのだと、環は思うのだ。少なくとも、園子が亡くなってからは。

「………何、いきなり。犬の訓練士にでもなろうって思ったの?」

 本から目を離した彼は、しばらく環の顔をじっと見て、思いのほか真剣な顔でそう聞き返してきた。環は慌てて首を左右に振って否定した。すると悠はまた思案するような顔になる。

「………環は、別に、リーダーになりたいわけじゃないんだよな?」

 少し驚いて、環はこくこくと何度も小さく頷く。

「じゃあ、なんでそんなことを訊くの。いきなり」

 眉を顰めた悠は、すごく嫌そうだ。

「え、えーと」

 なんでそんなに嫌そうなんだろう、と思いながら、環は言葉を探す。

「犬にリーダーって存在するよね? でも、悠ちゃんもお母さんもリーダーになれっての、すっごく嫌がってたじゃない。なんでかなーって思って…」

 誤魔化すように頭の中にあった疑問を早口でまくしたてる。と、悠はさらにげんなりしたような顔になった。

「……今さら?」

「い、いまさら、です…」

 ごめんなさい、と環は頭を下げる。

 今さらなのは自覚があることだ。

「でも、だってさ! 二人ともこの話題になるとすっごく嫌そうになんか話してて、聞くと面倒そうだなって思って……」

 言い訳してみるが、どんどん尻すぼみになる。そのまま棚上げして判らないままにしたことについては、環なりに後ろめたい部分があるのだ。

「………面倒だから、そのままでいたら?」

 はあ、とため息をついた悠が言ったのは、そんな冷たい一言だった。

「えー?! 悠ちゃんのケチー、教えてよー」

「面倒くさいもん。いいじゃん、知らなくても環は犬と仲良くなれるんだし」

 悠は誰にでも当たりが柔らかく、基本的に温厚で優しい。訊いたことについては大抵は答えてくれる。が、たまにこんなふうに拒否をする。そんな時は、本当に面倒だと思っているのだ。

「え、いや、だってさ。誰かに訊かれたら…」

「判らないって言っとけば? 今までだってそうやってきたんだし」

「そりゃそうだけどさー」

 どうやら、本気で説明する気がないらしい。環は慌てて考えを巡らし、質問の方向を変えることにした。

「じゃ、じゃあ、なんで面倒なの?」

 そう訊ねると悠は少し考えるそぶりを見せ「一言で説明できないから」と答えた。が、環がかすかに首を傾げたのを見て、再び息を落とす。

「リーダーになりなさい、ってのはまったくの嘘じゃないんだよ。それは判る?」

 説明してくれる気になったのかな?と思いながら、環は頷いた。

「でも、リーダーになったからってそれですべて解決するわけじゃないことも、環は知ってるだろう?」

 再び環は頷く。犬が起こす問題行動は、躾以外の部分にもあるのだ。例えば、身体的な不調。痛い部分に触れられ思わず噛むといった場合、躾よりも必要なのは治療だ。そこは最初に見極めねばならない部分だ。

「犬が飼い主をリーダーだと思ってても、問題行動は発生することはあるよね」

 犬は問題行動を起こしていると自覚しているわけじゃない。飼い主がやってはいけないことと的確に伝えて止めない限り、その行動が自分にとって楽しいことである限り、し続ける。

「環みたいに、犬のリーダーじゃなくても、意思の疎通ができて犬を御せる人もいるよね?」

 犬を御せる。つまり、犬に言うことを聞かせられる、という意味だ。

「そういうのを懇切丁寧に説明するのが大変なの」

 やはり詳しく説明する気はないようで悠はそこで話をまとめた。が、この程度でも話してくれるなら、一言で説明できないとか言わないで欲しい、なんて環は思ってしまう。とは言え、これで、はいそうですか、と引き下がれば、このまま放置されるのは確実だった。

「えー? ま、待ってね。ってことは、ええと…」

 大慌てで先程の悠のセリフを頭の中でまとめる。

「つまり、躾とリーダーになることは関係ないけど、関係あるように見える部分もあるから全否定はできないってこと?」

 悠は環の言葉を吟味するようにしばらく押し黙った。

「まあ、そんな感じ? もうちょっと言っちゃえば、ちゃんとリーダーにならないとダメな時もあるし、リーダーになったつもりで解決することもあるんだよ」

「………」

 環は言葉を失った。わけが判らない。

「だから、一言で説明できないって言ったろ? 環相手だから、この程度の説明でもなんとなく雰囲気は伝わるだろうけど、そうじゃない人に説明するのは、例え話を持ち出していろんな例を挙げてそれでも伝わるか伝わらないか、って感じなんだよ。……何故だと思う?」

 環は思いっきり首を傾げてみせた。判らないという意思表示とともに、最初の質問は「リーダーって何?」だったよなあ、となんとなく考えてみたりしていた。

「結局は、どっちでもいいって話になるから。飼い主さんは、犬が問題行動っていわれるものをしなくなればいいんだ。そのために、リーダーになることが必要ならリーダーにならなきゃって思うけど、リーダーにならなくてもいいなら、別にどうでもいいって考えるんだ。よほどのモノズキでない限り、そんなことまで考えたりしない。……で、まあ、環の場合はよほどのモノズキで今頃になってこんなことを聞いてきたんだろうけど、訓練士になるんでもなければ、別に知らなくても環は困らないよ」

 困る困らないの問題じゃないんだけどなあ、と環は思う。でも、別にモノズキ領域に入りたいとも思っているわけでもない。それならば、これ以上は踏み込むのは止めよう、そう結論付けたら、

「訓練士になるんだとしても、知らなくても問題ないけどね」

 と、さらに混乱の淵に落とされた。

「悠ちゃーん?」

「だから、面倒なんだって。犬の躾論なんて山ほどあって、みんなそれぞれの理論で犬と付き合えてるんだからさ、それでいいんだよ」

「ならなんで、リーダーになれってのを、悠ちゃんとお母さんは嫌がってたのよ」

 むくれて思わずそう言ってしまう。言ってから、話を終わらせるつもりだったことを思い出した。これ以上混乱するつもりは毛頭ないのに、と激しく後悔する。

「それがすべてで正しいって言われ方をしてるからさ。問題の本質は別のところにあるのに、リーダーが持ち出されたらそこで思考停止してしまう。母さんが言ってたけど、浸透するのにもそこそこ時間がかかったらしいよ。で、浸透した頃に、リーダーになればすべて解決ってわけじゃないよね、みたいな話も出るようになったらしい。でも、信じている人は未だに信じてる」

 悠は膝の上に伏せて置いていた本に栞を挟んで閉じて、ミニテーブルの上に置いた。

「この間の、古屋くんの時も、リーダーにならなきゃって思ってたよね。それでうまくいくなら放置してたけど、それを信じてつき進むより別の方法をとったほうが早そうだったから否定した。そんなもんなんだよ」

 そう言うと立ち上がってキッチンへ向かう。「晩ご飯、何にする?」と訊いてくる悠にオムライスと答えて、一緒に移動する。鉄子も立ち上がると彼の後を追った。

「スープもつけてね」

「オムライスかぁ…」

 どうも乗り気ではないらしい。

「まあ、環は犬に関しては困ることが少ないから、深く考えなくていいよ。母さんが犬と付き合う時の注意事項をいくつか教えてくれただろ? あれだけ頭に入ってて、訊かれたらその中から答えたら充分だから、それ以外はよく判らないって言っとけばいいよ」

 冷蔵庫を覗きながら、そう締めくくられ、環は、わかった、と返事をした。このことに関しては関わるのは止そうと、心の底から思ったのだった。

 ふと見ると、鉄子は窓際の定位置で丸くなっていた。何故か流しのほうに尻を向けているが、それはいつものことだった。

「鉄子にとってのリーダーは、母さんだね」

 環の視線をどう考えたのか、悠はそんなことを言った。

「未だに?」

「たぶんね」

 苦笑するようにそう言って、彼は米をボウルに入れる。

「で、何にするの?」

 もっと突っ込んで訊きたい気持ちはあった。

 鉄子が悠をとても気にしている様子や、体の一部をくっつけてたがることを挙げて、認めさせたい気持ちはあった。

 でも、やめることにした。多分、そんなことに意味はないのだ。

 だから、興味が移ったように、身を乗り出して悠の手元を覗き込む。

「天津飯。スープとサラダ付き」

「悠ちゃんの意地悪ー」

 天津飯を作るならオムライスでもいいじゃないか、と呟きながら頬を膨らました。

「なんか、ケチャップって気分じゃないんだよ」

 悠は言いながらせっせと準備を始める。

 環はなんとなく去り難く、かといって手伝う気にもなれず、カウンターの端に椅子をひっぱってきて座る。

「興味があるなら、一通り読めば判るような本とサイトを教えるけど?」

 サラダ用のキャベツを刻みながら、悠が思い出したようにそんなことを言いだした。

「……それ、どれくらいあるの?」

 ちょっとなら読んでみようかな、なんとなくそんなふうに思いながらも、どこか腰がひけているのも感じながら質問をする。ちらっと聞いた部分での面倒さや、環には必要ないと言う悠の言葉や、悠の頑なさが、今以上に知りたいという気持ちを萎えさせていた。

「本が三冊くらいと、サイトが四つくらいかな。それぞれ、結構なボリューム」

「……やめときます」

 思わず返事をしていた。

「なんか、面倒そうだなって感じたのはすごく正しかったって、今思ってるところなの」

 環の言葉を聞いて、悠は苦笑を漏らした。

「ま、環の場合は正しいね」

 それに対し肩をすくめて返事をして、椅子から立ち上がった。

「もうちょっと宿題が残ってるから終わらせてくる」

「ほーい」

 悠の返事を聞きながら、環は椅子を元の場所に戻して、リビングへ向かった。が、鉄子は動かない。耳だけをアンテナのようにこちらに向けたままで目を閉じている。

 それが証拠なのに、と、彼女は思うのだった。


END

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