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第肆拾話:情報共有

俺がテレビを見ていると突然電話が鳴った。


電話は俺が一番近かったので受話器を取った。声の主は真紀ちゃんだった。


『もしもし、古明地様のお宅でよろしいでしょうか?私、杉村幸一の娘の真紀と申します。』


「真紀ちゃん?」


『悟君!あのね、悟君と今うちにいる人に伝えたいことがあるの。』


「今どこにいるの?」


『今は、関越道の高坂休憩所ってところの公衆電話からかけてるの。』


「そうか。で、どうしたの?」


・・・・・


「古田凡十郎?また懐かしい名前がでたな。」


「え?」


『あ、ううん。響きが昔の人だから昔懐かしい名前だなって思っただけ!』


古田は前世では知る人ぞ知る右翼発言が多かった近所のおじさん程度だった人だが、大出世ってレベルじゃねえぞ。それを言ったら俺もだけどね。


『フフフ、変なの。まあ、いいわ。で、その古田学園長は日ごろから布田月教頭のことを快く思っていなかったらしいの。』


「まあ、教頭先生は今回みたいに自分の利益のためなら国益にそぐわないことも平気で行うような人だからな。」


『そう、事件がそのまま明るみに出た場合、自分まで売国奴だ非国民だなんて思われるから、部下を送って協力している旨を伝えたかったんだと思うわ。」


そりゃそうだ。俺だって愛国者のはしくれだ。俺が同じ立場ったらそうする。


俺は電話を切った後、さっき真紀ちゃんと話したことを家族と七飯先生に伝えた。


「そうか、あの雪女・・・恐山由紀子とか言ったか?そう言う理由があって俺たちと一時的に敵対してたのか。」


「でも、お兄ちゃんのお友達に悪いけどこっちに伝える必要はあったの?」


「あるよ恋美、これで堂々と母さんも恋美もそして何より七飯先生が堂々と外に出られる日が近いことが判ったからね。」


「坊ちゃま!私たちが入っていないニャ!」


「こらメーニャ!」


「我々は戦闘力が高いゆえに心配しなくても大丈夫と判断したからでしょう。」


「その通りだセバスチャン。でなきゃ、二人に買い物を任せられないからね。」


「ええ、二人にはとても助かりましたわ。」


「えへへー。」


メーニャはゴロゴロとのどを鳴らした。


しかし・・・猫耳メイドで喉ゴロゴロは破壊力ありすぎるっ!


俺がメーニャに癒されていると恋美がじっと俺を見つめてきた。


「・・・・。」


「な、なんだ恋美?」


「別にー。」


なんで恋美はさっきから不機嫌そうなんだ?


その時、ふいに幼女誘拐のニュースが流れて来た。


「やだもー、私誘拐されちゃうじゃん。」


なんで俺の方をチラチラ見るんだ?俺はロリコンでもあるがちゃんとノータッチを貫いてるぞ!・・・ん?そう言えば何か忘れているような・・・誘拐?誘拐・・・。


「・・・あ!」


俺はあることを思い出して居てもたってもいられず外へ飛び出した。


「悟君?」

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