派遣社員は使い捨て
愚図で鈍感で自分で努力することもせずに人の能力を搾取・利用してあたかも自分はちゃんとやってますアピールをするうざい人間。そんな奴ら吐いて捨てるほど存在する。
指摘することがなければ全く気に病むこともせず、自分には出来ないのだから出来る人にやってもらうのは当然という考え方。そうやって生きていくのが賢いと本気で信じているクズみたいな人間。
そりゃあ、育った環境、産まれ持った容姿、能力によって周りからの扱いに差別があることは事実だ。そうやって自分よりも優れた人間を妬み、そういう人に自分ができない事を押し付ける事で彼らは自己の安定を図っているのかもしれない。
若しくは自分には出来ないから~お願いしまーす、等と周りへのアピールも怠らずに出来る人に頼むのは仕方ないな、という雰囲気作りに余念のないクズも存在する。
そんな事に費やす労力、能力に於いてのみ彼らは優秀なのだ。
先ごろそういった腹の底から嫌悪感の沸く人物が、ある特定の人物や偶然起こった事象によってぎゃふんと言わされスカッとする、という番組が放送されていたが、現実世界に於いてはそのような面倒毎に関わるような正義感の強い果敢な人物が現れることはないし、その端迷惑な人物に偶然にも災難が降りかかる事も十中八九滅多に無い。
皆で仲良くチームワーク良く働きましょう、と謳いつつも実際の会社内での業務内では誰がこの面倒毎を引き受けるか、ややこしい案件をいかにやらないで済むか、の画策が水面下で行われていることも日常茶飯事で、ぼんやりと真面目に熱心に業務に取り組んでいるといつの間にかそれらの案件を抱える状況になり、あの人なら出来るから、と強力なレッテルを貼られ皆がぺちゃくちゃとお喋りをしている間中、社内を一人で奔走する羽目に陥らされるのだ。
そうして疲労困媒、精神疾患に陥り優秀な人は次々消えていく。
出来上がったのはお喋り、自己アピールのみが優秀な団体が働く会社。
全ての会社がそう、とは言わないにしろ派遣として数々の会社を渡り歩いてきた経験から日本の会社に殆どそういう傾向が見られた。
これは管理職者が全く現場に注意を払っていない、実際の業務に関わっていない事と優秀でない人物でも社内でのコミュニケーション能力のみ高い人物を優遇する体質がある事から起こっている結果であると推測する。
つまり業務効率の良い静かに仕事をする優秀な人間は評価に値せず、そういう人物は求められていないということである。
勿論、先般も申し上げたように全ての会社ではない。ただ大企業、中小企業という括りの中でも変わらずそういった体質がある事は否めない。
このまま優秀な人物が次々と会社を去り、お喋りモンスター達ばかり残った会社が淘汰されることなく増え続けていくと日本はどうなるのだろうか。
今でこそパワーハラスメント対策やダイバーシティ、ノー残業、リモートワーク等に依って働き方改善などと謳っているがパワハラは学校のいじめがなくならないように完全に無くなることはないし、ノー残業を意識する余り昼休み返上で働かざるを得ない状況やリモートワークによるストレス、様々な問題がある事は確かだ。
働く環境もまだまだ快適と言えない会社も多い。
けれどそれが当たり前、という考え方は危ないと思う。
働かせてもらっているのだから、これぐらい我慢しなくちゃ、と考える人はまだまだ多い。
けれど企業も働く人が居なければ成り立っていかず、働く側は自分の能力を最大限発揮することで労力を提供し、その対価として給料を貰う。
本来はギブアンドテイクの関係なのだ。
企業側だけでなく、働く側の意識も変えていく必要があると感じる。
次回からは派遣社員として経験した社内での人間関係について掲載していくつもりである。