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7 家庭教師発見!

7 家庭教師発見!


ガチャッ!


「おおおぉ!」

図書室のドアを開けた瞬間

僕の鼻に皮と羊皮紙の匂いが

充満してきた。


(これだけ、あればきっと

この世界の事や文化が分かるだろう!

僕は次男だから、今から頑張って

早く自立できるようにならないと


この世界に何があって、何がないか!

僕の知識で商品開拓!領地開拓!


大人になって異世界で

貧乏農奴とかヤダしね・・・)


そんな訳で異世界の歴史や技術レベルなど

知りたい事を調べに

僕はミーアを連れて図書室へと

やって来た訳なのだが


ミーアは

「レイ様!ここには絵本なんて

ありませんよ!」

とキョトンとした顔で

言うも


「いや、絵本とかじゃなくて、

世界地図とかだよ!歴史書とか・・・」


「地図?地図なんて

ここにはありませんよ!」


「なんで?図書室に地図がないって!

なんで、ないのよ?」


「だって、ここにあるのは・・・」

とミーアが一冊無造作に取ると

 パラパラと僕にめくって見せ


「王国が定めた税率と

ご領地内の出納帳だけですから」


「・・・・・・・・・・・・・」


僕はなぜそんな物で

部屋を一杯にしてるのか

理解できない顔を

全面に押し出していると

「・・・・・・・・・・」


「レイ様は世界の事が知りたいんですか?」


「うん!知りたい!」


「でも、そういう歴史とかは

学校で教わるのですよ!」


「つまり・・・」


「つまり、10歳から・・・

レイ様は後、9年です!」



ガタッ!

僕はヒザから崩れるように

床に両手をついて座り込む!



「・・・・・・・・・・・」



折角、魔法を頑張って覚えてるのに

9年も時間を無駄させられると

知った時の僕の衝撃は

相当な物だったが


「よ、良かったら私がお教えしましょうか?」

とミーアが少し照れるように提案してきた。


「・・・教えるって・・・

えッ?教えれるの?

出来るの?・・・ミーアに?」


「し、失礼ですね!

歴史は分かりませんが

これでも、元冒険者ですので

世界中を旅しましたから

どの辺りに何があるか位は・・・」

とミーアは途中だったが


「お願いしま~す(野球少年の良い返事)」

と僕は90度以上頭を下げていた。















7話終わり


皆さんもあると思いますが


本気で異世界への入口

考えた事ありますよね?


そこは、きっと目の前にあっても

簡単には行けない場所だと思うですよ!


でっどこだろうって考えると・・・


普段、入れない場所・・・

ですかね・・・



となると、ありますよね!




人が多い日とかは特に・・・


レンタルビデオの奥にある

カーテンの向こうとか


古本屋の奥にある

カーテンの向こうとか


なぜか外観が明るい

手前だけ普通の本置いてる店の

カーテンの奥とか



ようするにカーテンの向こう側は

すべて異世界だと思うんですよね!



という事は居酒屋のノレンの向こうも

異世界ですよね・・・


ノレンをくぐって、


ガラガラとドアを開けると


エプロンしたオーガみたいな熟女が

ゴブリンに安酒を出して


奥で、コップ持ったまま寝てる

魔法使いの爺さんが・・・


・・・普段通りですね・・








































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