18 小金持ち
18 小金持ち
ピシャン!
ガラガラガラ!
僕はミーアと桶に大量に入った茶色い砂糖の塊を
荷馬車に載せ
「なあ、ホントにそれだけでいいのか?」
「は、はい!
だから早く売っちゃいましょう!
急ぎましょう!
私の意思が崩れる前に・・・」
とミーアが先程、作った砂糖を小さな袋に
小分けしただけで、
「残りは町で売りましょう!」
と言い出したのだ!
(・・・やっぱり女の子って
太るのが嫌なんだな・・・)
そして、町の楽市が開かれている
市場の前まで来ると
町の商人のような人たちが
たくさん出入りしている白く高い建物
の前に着き
「・・・ここ?・・・」
「そうです。ここが商業ギルドです。
さッ!行きますよ!レイ様!」
とミーアが僕を抱っこして
片手で大きな桶を持ち上げ
ギルドの中へと入っていった。
すると、ギルドに入るなり
「い、いらっしゃいませ!ミーア様!」
ターバンを巻いた小太りのヒゲおじさん
が出迎えてきた。
チュパ!チュパ!チュパ!
僕はミーアの小脇に抱えられながら
相変わらずのチュパリングで
トボけていると
「・・・その子供は・・・」
「このお方はレイ様です。」
「れ、レイ様?ご領主様の?
これはこれは、大変失礼いたしました。
私はこのリストセット商業ギルドのギルド長
ハッサンと申します。」
と挨拶をしてくるが
チュパ!チュパ!チュパ!
チュパ!チュパ!チュパ!
チュパ!チュパ!チュパ!
僕も負けじとチュパリング!
「・・・・・・・・・・・・」
「まだ、1歳だから!」
「はッ!そうでした!
ですが、ここはやはり、ギルド長として
良い印象を持って頂かなくては・・・
む~~~・・・・」
とギルド長が悩み始めると
「良い印象が欲しいなら、コレを買い取って!」
とミーアが砂糖入りの桶を
ドシーン!
とギルドの床に勢いよく置いた!
「こ、これは、砂糖・・・
これほどの量をどこで・・・?」
「それは、秘密!どう?買う?」
「勿論!今は、東で戦争があり、
値が高騰しております。
いやあ、助かります!ミーア様!それにレイ様!
それでは、早速こちらも勉強させて頂きまして・・・
んッ?なんだ?今、忙しいんだ!・・・」
と何か外で起きたらしく
ギルドの職員さんと話し始め
「ん~・・・仕方ない!
おーい!だれかレイ様とミーア様に
お支払いを!
すいません!ちょっと揉め事が・・・」
とギルド長は女性の職員の人に僕たちを任せ
外へ行ってしまった。
「こちらへどうぞ!」
と奥の部屋に通されたが
「こちらで少々お待ちください!
今、買取査定をさせて
頂いておりますので」
カッ!カッ!カッ!
バタン!
と女性は部屋を出ていったが
「なんだったんだろうね?」
「ギルド長ですか?何でしょう?」
「それより、レイ様!何をお買いになるか
決めといて下さいね!」
「えッ?僕が買うの?」
「私があんな量の砂糖売ったなんてバレたら
大変じゃないですか?大問題ですよ!」
「僕ならいいの?1歳なのに?」
「・・・まあ、レイ様なら・・・
多少、変でもダン様は
目をつぶってくださるかと・・・」
「・・・ん~、そうなの?・・・
っていうかそもそも、
砂糖ってそんなに高いの?」
「な、何言ってるんですか?
高いに決まっ・・・」
とミーアが言いかけたら
コン!コン!
「失礼します!」
ガチャッ!
と先程のお姉さんが入ってきたが
ぞろぞろ
ガラガラガラ
と他にも数人の男性と
何か重そうな物が入った袋をカートに乗せて
運んできた!
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
僕とミーアが椅子に座ったまま口を開けて
黙って見ていると
「先程の砂糖の査定が終わりました。
全部で340キロの砂糖でございました。
今は、砂糖が高騰しておりますので
1キロ大金貨1枚(1000万円)
とさせて頂いております。」
と女性は両手で上品に皮でできた薄いノートの
ような物をミーアに渡し
「こちら、領収書と大金貨27枚に
小金貨70枚となります。
如何でしょうか?
それと、お支払いの方が
すべて大金貨か、小白金貨を混ぜて
お支払いする事もできますが・・・」
(うわッ!・・・億越えか・・・)
この後、少しこのお姉さんとミーアが
話しをしてから外に出た。
砂糖売上:3億4000万円
18話終わり
重さの単位は日本と変わりません
小鉄貨 1円
大鉄貨10円
小銅貨100円
大銅貨1,000円
小銀貨10,000円
大銀貨100,000円
小金貨1,000,000円(100万円)
大金貨10,000,000円
小白金貨100,000,000円(1億円)
大白金貨1,000,000,000円(10億円)
(ミスリル)
黒貨1,000,000,000,000円(1兆円)
(オリハリコン)




