17 砂糖作り
17 砂糖作り
現世では、あって当たり前に思っていたが
この世界では、
高級な食料品というのが結構ある
新鮮な食べ物に、胡椒に蒸留した酒、
チーズなどの発酵食品に、
ハムなどの加工食品
そして、なんと言っても
女性がこよなく愛する甘い物だ!
ジャブジャブ!
サラサラ!
サラサラ!
ウチの領内(壁の内側)
にある森の中にある小川で
「レイ様~!洗い終わりました~」
僕はミーアと砂糖を作るため
大量のカブ(甜菜)を
ミーアに洗って貰っていた。
「僕の方も準備出来たよ~!」
と魔法で沸騰させた大きなお湯の
ウォーターボールを空中に浮かせながら
ミーアの方へと歩いていった。
「確か・・・これらのカブを切って
その熱湯の中に入れれば良いんですよね?」
「うん!頼むよ!
葉っぱは要らないからね!」
「わかりました!」
とミーアは言うと
シャキーン!
と剣を抜き
「ふ~・・・・」
と深く息を吐き
「・・・はッ!・・・」
と掛け声とともに
シュパパパパパパパパッ!
とカブを切りすてていく。
しかも、そのすべてが
ボジャジャジャジャ!
と僕の上に浮いている巨大熱湯水玉に
入っていく。
「・・・凄っげ~・・・」
僕はあまりの速さに目を丸くして
見上げていると
「・・・終わりました・・・」
あっという間に、
ミーアはトラック一台分の
甜菜を切り終えてしまった。
「おおおおぉ!」
パチパチパチ
と僕が拍手をすると
僕の頭の上のヒヨコとスライムも
ピョンピョン
プヨプヨ
して驚いた様子だ!
「いえいえ、ありがとうございます!
それで、他には何か?」
「あッその木の桶の中にある
袋持って貰える?」
と大人一人、余裕で入りそうな桶と布袋を
持って貰うと
「じゃあ、更に加熱するから
ちょっと下がってて!」
と言うと、
サササッ!
とみんな僕から離れ、木の陰に隠れた。
(ミーアはともかく、あいつらも分かるのか?)
と思いながらも
ジュ~~~~~!!!!
と凄い蒸気を発生させながら、僕は
頭上にある大きなウォーターボールに
加熱と加圧を加えていく!
「・・・この位かな?・・・」とミーアを
見ると
すでに袋を広げ、スタンバっていた。
「よし!行くよ!」
「いつでも、どうぞ!」
バシャ―ン!
ザーーーーー!
僕が熱々の砂糖湯を注ぐと
凄い湯気と勢いで桶の中に
ろ過された砂糖湯が
入っていく。
くんくん!
「おおぉ!甘い匂いだね!」
くんくん!
「ホントです~!甘い匂いが・・・」
とミーアも幸せそうだが
僕はさらに、
それを桶に入れたまま、
グツグツと沸騰させ
「・・・出来た!」
とかなり茶色だが、
桶に結構な量の砂糖の塊を作り出した。
すると
ミーアが、無言のまま、指の先から
シャッ!
と猫の爪のように爪が伸ばし
そのまま爪で
カリッ!
と砂糖の塊から小さな塊を取ると
「カリカリカリ・・・・
う~ん・・・美味しい~!
確かに砂糖です~!」
と幸せの絶頂のような顔になるも
ガリッ!
パクッ!
ガリリリリリ!
パクッ!
ガリリリリリリリリリリリリリ!!!
と次々と無言で砂糖の塊を削っていくミーア
「・・・そんなに一遍に
食べると太るぞ!・・・」
ギクッ!




