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15 新たな出会い

15 新たな出会い


パキ!パキ!


パキ!パキ!パキ!パキ!



「うおッ!どうすんだよ!

割れちゃったぞ!割れちゃったぞ!

おい!いいのか!いいのか!

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・良いのか・・・それで・・・」



パキ!パキ!


そして、卵から出てきたのは





ピヨ!ピヨ!


「・・・・・・・・・・」


普通に黄色いヒヨコが出てきた。



(・・・予想通りだな・・・

親もニワトリみたいだったし・・・)


産まれたばかりのヒヨコは

もの凄い小さな体のくせに

大きなお(めめ)をパチパチさせ

ヨチヨチ歩きでフラフラとしながら


パッと上を見上げた時


ガッツリ、スライムと目が合った!


つまり


ピヨ!ピヨ!


スリスリ!


刷り込みにより

ヒヨコはスライムを母と登録した。


「おい!」




そうこうしている内に

ミーアが

「レイ様!朝食ですよ!」

と呼びに来たが


「・・・なんですか?

その・・・頭の上のスライムと

その上のヒヨコは?」


「聞きたいのはこっちだよ!」


と渋々食堂へ向かうが



「「「「「「「・・・・・・・」」」」」」」


食堂に入った瞬間

家族もメイドもみ~んな

僕を見てプルプルと震えながら

笑いを堪えている。


そこで、母が


「そ、それは・・・な、何?

ミーア?ぷぷッ!」

と笑いを堪えながら、聞いたので


チュパチュパチュパ


と赤ちゃん椅子で

チュパリングしている僕に


バサッ!

とミーアが赤ちゃん用の前掛けを付け


「これは、レイ様の従魔です!」

と言うと

今度は打って変わって真剣になった父が


「従魔?従魔って1歳の子がどうやって・・・」


「魔力を注がれたようですよ!

ほら、普段、ヒヨコでも

ゴブリン位なら、蹴散らす

バトルバードのヒヨコがこんなに

大人しいんですから」

と皆に説明するが、僕は心の中で


(・・・嘘?!

その説明は初耳だな!

えッ?それって・・・

もしかして、気絶してる間に

僕はヤラれてたかもって事?)

とうっかりチュパリングを止めて

ミーアを見上げるが


母は少し落ち着いたように

「そ、そうなの・・・

まあ、大丈夫なら問題ないわ!

ねえ、みんな?」

と他の家族に同意を求め


「そ、そうだな・・・

ミーアがいるんだ!

大丈夫だろ・・・

さ、さあ、お前たち・・・

折角、今日はレイとミーアが

取ってきた食材を使った

美味しい料理なんだ・・・

食事が止まってるじゃないか・・・

早く食べないと

ち、遅刻するぞ・・・

は、はは・・・」

と父が姉と兄、そしてメイドさんたちに

促すと


「は、は~い・・・」

「う、うん・・・」

とそのまま食事を続ける。


ミーアは何食わぬ顔で

僕の方を向き直り

本日の朝食を僕の器に移していった。


それを見ていた母が

「あら?レイの朝食も今朝は

違うわね!何それわ?」


「はい!これは稲と甘い大根の

スープです」

「稲と大根?稲ってあの・・・

水辺の雑草のかい?」

と父が聞くと


「そうです。異国では主食でしたし

こうやってお湯で煮詰めると赤ちゃんも

食べれるらしいです。

こちらの大根は冒険者時代に

よく食べてましたよ。」


「・・・らしい?

また、本を読んでかしら?」

と鋭い母に突っ込まれると


急に慌て出したミーアは

「はッ!そ、そうです

・・・ほ、本で・・・」


「いや~、ミーアは偉い!

どんどん賢くなるな~!

その調子で頼むよ!」


「へへッ!そうですか~!へへッ!」


「そうとも、人間いかなる時も努力が・・・」


と両親がミーアを褒めちぎっている中




僕は手元に降りてきた

スライムとヒヨコに

僕の器から移した餌を与え


一人上手にスプーンで

食事を進めていた。


モグモグ

(・・・うん・・・

歯がなくても噛めて旨いな・・・

コイツらも旨そうに食べてるし・・・


・・・しかし・・・

このミーアが言う大根って・・・

・・・明らかに※甜菜(てんさい)だよな・・・)


モグモグ


甜菜(てんさい):見た感じ丸い大根だが

砂糖が取れるほど甘いカブ科の野菜

   














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