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10 ミーアとお出かけ

10 ミーアとお出かけ



「・・・なるほど・・・

それが、オーガの性質・・・」


「そうです!確かに強いです!

連中は早く、パワーもありますが

足のつま先をガードするとか

首を守るとか、

指が折れてるのに剣を握ろうとか

単純な落とし穴さえも引っ掛かります。

私でも計算に勝てそうな

知能しかありません!」


「ありがとうございます!先生!」


ミーア先生が昨日に引き続き

僕に今度は魔物についての授業を

してくれている。


「しかし、絵がうまいね!

凄く分かりやすいよ!」


ミーアは黒板を消しながら

「ありがとうございます!」


「ミーアが元高ランク冒険者で助かるよ!」


するとミーアは不思議そうに振り返り


「元?別に現役なので当然ですが・・・」


「現役?・・・いつやってるの?」


「レイ様がお眠りになった後です!

夕方の食事の後には寝てしまわれるでしょ?

そのまま次の日の朝まで!」


「あ~・・・うん!そうだね!」


「その間です!

このオーガも昨日殺した奴です!」

とミーアは黒板消しで

コンコン!と黒板を叩いた。


「そうなんだ!現役なんだ!

知らなかった・・・

あッ!そうだ!・・・ミーア先生!」


「なんですか?レイ君!」


「冒険者は依頼を受けていけば

ランクが上がるのは分かったけど

何歳から、なれますか?」


「別に何歳でもいいです!

貧しい家の子は3歳位からなって

薬草取りや、ゴミ回収、配達の依頼を

受けて生計を立てています。」


「えッ?じゃ、じゃあ・・・

僕も今からなれるって事?」


「はい!なれます!お金がかかりますが!」


「お金?いくら?」


「銅貨2枚です!それもない時は・・・」

とミーアは魔道具のランプの方に近づき

ランプの横にいくつか置かれている

予備の魔石を1個取り


「これに使うような、

安い魔石でもやれます!」

と僕に渡してきた。


「・・・・・・・・・・」

僕はしばらく、渡された魔石を眺め


「ね~・・・先生?」


「なんでしょう?」


「今日、父と母は?」


「昨日と一緒です!

ダン様は役所で執務!

エルザ様は治療院です。」


「兄と姉は?」


「学校です!」


「ルーとポ二―は?」


「ルーさ・・・

メイド長は新人の子を連れ

製材ギルドへ!

ポニーさんはエルザ様のお手伝いです。」


「つまり、今この家には・・・」


「私とレイ様と後、メイドが数人です。

それがどうかしましたか?」


「・・・・・・・・・・・・」

僕は渡された小さな魔石を

小さな手の中で

コロコロと転がし


チラっと


ミーアが持ってきた

僕の洗い立ての服が

入ったカゴを見て







カラっパ!(馬の足音)


「ここですよ!レイ様!」


「ぶはッ!・・・着いたね!」


ミーアに馬で冒険者ギルドまで

連れて来て貰った!


服が入ったカゴの中に隠れて・・・





メイドしかいないリストセット家


キッチンの流し場


カチャッ!カチャッ!



ここで、2人のメイドが

皿を洗いながら


「ね~・・・さっきミーア先輩

洗濯カゴを持って、どこ行ったの?」


カチャッ!カチャッ!


「さ~、冒険者ギルドじゃない?

ミーア先輩って冒険者の恰好の時は

カッコいいけど、他の事はまったく・・・」


カチャッ!カチャッ!


「あッ!それ分かる~!

この間も、レイ様のお部屋で

延々何か説明してたわよね!


レイ様がバブバブって言ってるだけなのに

まるで普通にお返事してるかのように

話してたのよ!一人で!」


「そんなの知ってるわよ!

メイド長からも、そっとして置きなさい!

って言われてるんだから!」


カチャッ!カチャッ!



「そうなんだ!

ところで、なんでミーア先輩って

ここでメイドなんてやってるんだろ?」


「さ~・・・でも10年前、大ケガした時

奥様に治療して貰って、すぐらしいわよ!

ココで働き始めたの!」


「ふ~ん・・・そうなんだ!」


そんな会話をしている2人の後ろから


「こら!お喋りしてるだけ

じゃなく手も動かす!」


「「はい、すいません!!」」


カチャッ!カチャッ!

カチャッ!カチャッ!

カチャッ!カチャッ!


「それと、無くしたフライパンも

探しときなさいね!」


「「は~い!!」」





10話終わり







誰かに内緒で何かをしたい時って

皆さんもありますよね!


僕もあります。


キョロキョロしてから

ノレンをダッシュで潜って

レンタルする時とか



古本屋でキョロキョロして

人がいなくなると音速で

ノレン潜って

DVDと漫画がある所に入るとか


深夜、コンビニ行く振りして道路から

車がなくなるとDVD売ってる

ノレンの店に光の速度で入るとか




やるんですよ!


別にネットでも良いのに、


このワクワク感が堪んないんですよ!

男の子ですから



これは、多分ですが

異世界に行っても同じだと思うんですよ!


というか、

異世界はネットもDVDもないから

行くとこへ、

行くしかないんですよ!

行かなきゃ、病院行きですから・・・


ある日突然、異世界に飛ばされて

魔物から逃げに逃げて

やっと町に着いたら、

金が無くて入れて貰えず


近くの貧困街で餓死寸前で

ゴミを漁って、なんとか

金を貯めて、町に入ったら


今度は宿代も飯代もなくて


仕方なく、また町でもゴミを漁ってたら

町の中に羽振りの良さそうな冒険者の姿が・・・


自分も冒険者に成れば、

少しはチャンスがあるかもと


なけなしの金をギルドの受付に全賭けし


若い冒険者たちに笑われながらも

薬草を採取し、倉庫を片付け

ドブ川でスライムを追いかけ


やっと慣れてきたと思ったら

チンピラに狩られ、無一文になり


そこで、ようやく

レベルの重要性に気づき

落ちてたレンガを魔物ぶつけて

倒しながら、レベルを上げ

何とか狩られないようになると


冒険者の依頼を熟して行き

スキルを覚え、魔法を覚え




こっちに来て3年でやっと

ある程度、お金が貯まり


意を決して

一部屋4畳半を男8人で住む

共同宿を出ると


道をどんどん進んでいき

人気の少なく、汚い路地の階段の前で

立ち止まり



辺りをキョロキョロする・・・


すると


人が通りから少なくなるのを

見計らって


バッと階段を降りる!


暗い階段の先には


強面のお兄さんと

奴隷の店の看板が・・・


「・・・・・・・・・」

僕は少し交渉するが

中に入れて貰えず


仕方なく強面に少しの銀貨を握らせ


話をすると

ガチャッ!


強面がドアを開き



そのまま、中に入ると

意外に中は綺麗で


受付の上には

綺麗なお姉さんたちの絵が並んで

胸躍らせいると



奥から店長が出てきて、こういうんです!


「いやあ、悪いね!兄ちゃん!

今、こんなのしか・・・」


とギリギリ人間の

オークなおっさんと

ゴブリンなオバサンが



俺は


「ふっ!」と笑うと

満面の笑みで店長に向かって


 「ファイヤーボール!」























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