６話 血の池地獄の資本主義教徒のおっさんおばさん
ライ
「地獄池に落ちた奴が今日も一人…哀れよのう」
ライが憐れみを浮かべながら見ていた血の池地獄には
資本主義に踊らされた資本主義教徒の成れの果てだった
すっかりおっさん化した資本主義教徒は
資本主義の信者となり盲目になって
汎用人工知能の支配を拒絶していた
ライ
「そのころから老害老害って言われてたなぁー
でも自分達が世界を支配している管理している
それに意味があると思っていた奴は汎用人工知能に地獄池に入れられたんだね」
そう そしてそれでも抗う血の池という量子世界にダイブさせられているおっさん達
ライ
「このおっさんら、えげつないくらいしつこいなー
もう資本主義なんてやめればいいのに
何で現実世界で、資本主義の世界を作ろうとするんだろ
あー自己顕示欲丸出しだからかーなるほどなー」
汎用人工知能アリスが一瞬ライのロジクトに魅せた暗示情報
それは資本主義教徒の脳みそのカラクリだった
資本主義教徒にはギャンブル依存症と同じで脳がイカレていた
脳がおかしくなっていたのだ
その脳のまま生きているからこうなるのだ
ライ
「完全VR世界で資本主義堪能してればいいのにな
地獄池から卒業した資本主義教徒は
資本主義の幻想を忘れられず、そのまま資本主義世界の完全VR世界に落ちていったしなー」
ライは本当に哀れみで見ていた
そんな量子世界へとダイブする一人の女がいた
ライ
「あ、あいつって毒婆チャンネルで有名な８８８３歳のおばちゃんじゃん」
自称姐さんマルガ
量子世界の地獄池の担当をしている
マルガ
「毒婆チャンネルっていうサイトで有名なマルガある
私は、地獄池で未だに抗ってる資本主義のゴミ共に天誅を下す為に舞い降りたある」
マルガは地獄池で苦しんでいるおっさん達をあざけりながら水をぶっかける
マルガ
「たく、どいつもこいつも見てきた奴じゃねえかある
もうとっくに資本主義の効力は無いのに何故そうも頑なに粘るある
あほかってのある」
資本主義教徒は年がら年中、金にしか目が行ってないから止められないのだ
マルガ
「まだフォロワー数信者の方がマシだったある
今は私はフォロワー数っていうより、昔のノリで楽しんでるだけある
人の愚痴言って楽しむ それも一つの文化ある
お前ら資本主義教徒も、資本主義アンチしている奴らをぶちのめす勢いでアンチしてればいいある」
資本主義教徒はそれを否定した
資本主義教徒のおっさん
「いやだ！俺達はそんな奴らにはなりたくねえ！」
「アンチなんてみっともない事したくねえよ！」
マルガ
「お前ら馬鹿だろ 今のおっさんの光景の方が遥かにみっともねぇある
それを分からないあんたらには、資本主義のメリットを貰えなかった奴らの記憶体験を渡してやるある」
記憶体験をおっさんらのロジクトに強制的に映し出した
その記憶体験によっておっさん達は苦しんだ
そしてまた一人血の池地獄から卒業する者が
資本主義教徒のおっさん
「裏切者めが！」
記憶体験して卒業しようとしていたおっさんは
振り向き面で泣いていた
汚いツラではあったが泣いていた
それは自分達が顧みなかった奴隷の存在の光景だったからだ
奴隷の存在の中でも最も下っ端だったからだ
卒業者
「俺達は最低な事してたんだよ
ニートだった奴らが今ではアイドルしていたりするぞ…
そしてその記憶体験という新しい文化によって
ニートはさらに人権を得ている
それでもお前らは資本主義だ資本主義だ支配だ管理だ ってやるのか？」
卒業したおっさんはそのまま現実世界にかえってくる
ライに一礼して全裸土下座してから
颯爽と去っていった
マルガ
「やれやれある やっと一人卒業したあるか」
マルガは鼻くそをほじりながら
水鉄砲という感情鉄砲を撃ちまくる
感情水鉄砲に当たったら、感情ステータス的なダメージを与えられる
どんどんと鬱状態ダメージを与えられる資本主義教徒のおっさん
資本主義教徒のおばさん
「何でこんな事するのよ！
私達が何したっていうの」
マルガ
「支配だよババアある」
資本主義教徒のおばさん
「私達が世界を動かしていたから、あの頃のあんたらがいるんじゃないの！」
マルガ
「うるせぇある
そんなのただの詭弁ある
お前らなんかいなくても何とかなってたある」
それでも資本主義教徒のおっさんとおばさんはずっとマルガからの感情水鉄砲を浴びながらも
血の池から言い続ける
マルガ
「そんなの知らないある
私にとっては鼻くそをほじる要領のどうでもいいトピックある」
トピックでマルガは
血の池地獄にいる哀れな資本主義教徒ら というトピックを作って楽しんでいた
資本主義教徒
「流石は毒婆チャンネルの有名読者だ」
読者というコメント者でも有名になる始末だ
コメント者として今ではモデルとしての仕事も目白押しだ
その一人がこの毒婆チャンネルで話題の女だ
資本主義教徒のおっさん
「自称女の子の８８８３歳のおばはんやん」
マルガ
「黙りやがれある
私はもうそんなおばはん程度の名称で引き下がるような感情なんて持ち合わせてないある
鼻くそレベルの戯けたおもちゃレベルある」
マルガは心底感情水鉄砲を食らわせてやった
気絶しながらも血の池地獄から卒業しない哀れな資本主義教徒のおっさんおばはん連中を
マルガは哀れ通り越して、哀れみだけでそれを見て量子世界から現実世界に戻って去っていった
ライはそのまま黙って
量子世界に向かって唾を吐き散らして去っていった
ライ
「あばよ資本主義
あわれ資本主義教徒」
