4話 色違いのゾンビの成れの果て
ライ
「あ、あそこには色違いのゾンビがいる
あぁ、絵師の支援者かぁーなるほどー」
絵師支援ゾンビ
「HAHAHA☆」
そこには絵師の支援者のゾンビがいた
支援者のゾンビは
絵師の外見に騙されて支援しまくった成れの果てだった
ライ
「あの頃、Vキャラが流行ったねぇ
そこでママだの言われてたような絵師が
段々とVキャラ以外でもそういう展開をしていって
大体アイドル化していった
そしてそこにつぎ込んだ馬鹿が脱落していって
脱落しなかった馬鹿が、バーチャル戦国時代だのアホな事言われてたところの上位に食い込ませる
という何とも不必要な愛の無い金の使い方をしていたっけなぁ」
そしてこのゾンビの成れの果てである
色違いのゾンビは相手に意識されてなくて
ただ課金のポイントのような存在だと思われていた
ライ
「そしてそれを
アイドルとしての幻想を抱いた人間への糧になれば
金をどう使おうと、欲しいものリストにあった商品を売ろうと
そしてその金で何をしようと誰に貢ごうとも、男にあげようとも
それでもかまわないと
そう言いこんでた人達のはずの成れの果てなんだよなぁ…」
ライは静かに「南無阿弥陀仏」を唱えた