表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/32

ちびっ子探偵タークちゃん1-5

皆さんお久しぶりです。

エリーちゃんが近づいて来て声を掛けてくれた。




「タークちゃん大丈夫?」




「な、なんとか……

それより、後ろの荷物降ろすの手伝って。

もう限界だよ~。」



エリーちゃんとクリス君に手伝ってもらいながら録音機を降し、#携帯電話__ポケテル君__#で僕に指示を出していたリョウ兄さんに文句を言った。




「リョウ兄さん、コレ重過ぎるよ!

肩に食い込んで痛かったんだからね。」


《すまん、すまん。次までにはもっとコンパクトにするよ。》



「ところで、衛兵隊が僕の救助に来れない程の【別の重大事件】って何?」



僕の質問に答えてくれたのは、リョウ兄さんじゃなくて、エリーちゃんだった。



「大変なの!今、銀行で【立て籠り事件】が起こっていて、運悪くたまたま見学に来ていた初等部の1年生が人質になっているわ!

最悪な事に、その人質の中にケイトがいるからシルバーだけじゃ中の様子がわからなくて…… 。」



うわぁ、最悪だ!

僕達じゃ猫語は解らないし、シルバーを行かせるって事は、侵入経路が狭過ぎて大人は通れないって事か。



この#携帯電話__ポケテル君__#がもっとコンパクトだったら、シルバーに持っていってもらえたのになぁ。



賢い猫だから教えたら、スイッチくらい、いれてくれそうだけど。



まだバックくらいの大きさがあるんだよね。

さっきは犯人のおじさん達がまだ出来たばかりの携帯電話(ポケテル君)の事を知らなかったから上手くいったけど。



「シルバーと意思疎通する為に、文字と数字を書いた紙にコインを置いてやってみたけど、途中から転がして遊び始めちゃって、ダメだったのよ……

一応、ケイトの無事と犯人が3人なのは確認できたわ。」



まぁ猫だから仕方ないよね。

それにしてもシルバーって文字も読めるんだ。



「どうやら【銀行強盗】をして逃走しようとして、ターク様の所に向かっていた衛兵隊と銀行前で鉢合わせしてしまい【立て籠り】に発展したらしいのです。」




更にクリス君の追加説明を聞いて、僕はある可能性に気がついた。



犯人が3人で【銀行強盗】をして逃走に失敗、【立て籠り】に発展だって?



「エリーちゃん、犯人はたぶん後1人はいるよ。

盗んだお金を運ぶ為の逃走馬車(車輌)の御者がいるはず。

立て籠り事件になったから、流石に逃げただろうけど。」



エリーちゃんは早速、僕の推理を元に侯爵家の騎士と兵士に、逃走馬車(車輌)の特定を命じた。




こういう姿を見ていると、まだ11歳でも流石は侯爵家の令嬢だと思う。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ